【アカペラ】PA(音響)のせいにしていることないですか?


PA(音響)のせいにしてないですか?
本日は僕の母校の学祭でした!
多くの後輩達もステージで楽しく歌えたようで
Twitterを見てほっこししながらユニットバスに湯をはって土曜日を過ごしました。

どうも僕です!
学祭と言う言葉で学祭のステージに出るための
サークル内オーディションを思い出してこの記事を書いております。

忘れもしない1年生の時の秋の学祭のオーディション。
自分の演奏が終わり全くマイクに音が入らなかったことからブツクサ愚痴りながら
オーディションを見ていたら最後に出て来た当時4年生の先輩がガンガンパーカスソロで魅せており
「嗚呼。僕がうんちなんだな。」と悟ったのは良い想い出です。

さて。

「皆さんは演奏が上手く行かない時にPAのせいにしていることないですか?」



生声の時の方が上手く行った
こんな風に思った事ある人って結構いるんじゃないかなと思います。

マイクを使った時よりも練習で生声で歌った時の方が綺麗にハモった!
マイクを使った時よりも練習で生声で歌った時の方が綺麗な音が出せた!
マイクを使った時よりも練習で生声で歌った時の方が声が響いた!

などなど。

普段の練習で使っていないマイクを
オーディションの日だけ使うのですから
そうなってしまうのは自明です。

ベースをやればハイハットが入り過ぎる。
パーカスをやれば音が入らない。
僕もなかなかマイクには苦しめられてきました。

この時に「音響が悪い!」なんて言い始めたらきりがないですし
なにより音響をやってくれているサークルの仲間に恐ろしく失礼です。

絶対にやめましょう!


僕がイチオシの解決策3つ
1.音響の勉強をする
なにより自分に音響の知識があればそれに越した事はありません。
マイクを持った瞬間にまたはオーディションが始まる前に自分の好みの音作りを
担当の音響の人に教えておく事によって”良い音の認識”にミスマッチは避けられます。

また“○○だから××になっている”と根本原因を突き止められるようになります。

“800hzが上がっているからスネアが湿っている”のならば
“いっそ覆ってそう言う音にしてしまおう”等々その時々の音作りに合わせた演奏に
パッとシフトできるようになります。


2.フラットで歌う練習をする
敢えてイコライザ・ゲイン・フェーダーを全て規定値に置いた状態で歌うのです。
学外のステージの音響がプロの音響とは限りません。

「常に質の変わらない演奏をするためにフラットで歌う練習をすると良い」

と1年生の冬に教えられ以来実践してきました。
入念に打ち合わせをした上で自分の好みの音に作りこんで貰う事で演奏の質が
より高いものになることは確かなことです。

しかしながらいつもしっかりと打ち合わせ出来るとは限りません。
寧ろオーディションともなれば打ち合わせなんて出来ない事がほとんどです。
なので「フラットでお願いします!」と言って歌ってもしっかりと歌える訓練を
日頃からしっかりとつんでおく事でいかなる状況でもベストが出せるようになります。


3.スタジオ練習の回数を増やす
どれだけ綺麗ごとを行っても経験値がものを言うときがほとんどです。
スタジオでの練習を増やしマイクに慣れる事がこの上なく大切になります。
また頻繁にスタジオに入り機材に触れる事で音響の知識も勝手についてきます。

本番のステージは「マイクを通した音」でお客さんに届きます。
ならばその「マイクを通してスピーカーから出た音」まで神経を通して
音をコントロールできるような練習をつむべきでしょう。


まとめ
どれだけ音響で上手く行かなくてもその原因は必ずあなたにもあります。

フェーダーが規定値以上の値のままゲインが15時を指していたり(確実にハウリングします)
マイクケーブルがささってなかったり(確実に音が出ません)

不可抗力と思われる事態に遭遇することもありますが
こう言うそもそも論のトラブルが音響にあるケースって凄く稀だと思います。
誰かや何かのせいにする前にどうやったらそのトラブルを回避出来るようになるのか
自分の能力を伸ばす練習方法を考えましょう!

特にアカペラ奏者にとってマイクって一種の楽器のようなものです。
マイクと仲良くなってライブでも普段の練習と同じようにまたはそれ以上の
パフォーマンスが出来るようになるととてもバンドとして強い
と思います。

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