僕はリードはあまり聴いていない
のっけから飛ばしてしまうと、僕はアカペラアンサンブルの中でドラムパートを演奏する際は、リードはあんまり聴いていないです。
なんというか、優先度をつけて行った時に僕の中ではリードの優先度はかなり低めなのです。
この話をした時に先輩・同期・後輩にビックリされたので、僕なりの哲学を記事にしたいと思います。
まずはリズムパート
僕が一番最初に聴くのは言わずもがなリズムパートです。
リズムパートってどこかというと、ベースとコーラスです。スキャットを歌うコーラスはもはや楽器で言えばピアノやギターさながらのリズム隊だと思っています。
なのでベースやコーラスと感じているリズムがズレると一気に演奏がダサくなります。
そのため、感じている拍感がズレないように、ベースコーラスに神経を使っています。
次にドレミパート(和音)
その次に僕が気にしているのはコード進行です。音の起承転結を正しく掴んでフィルインなどの適切なおかずを入れて演出できるようにドレミの構成に神経を尖らせています。
じゃあ和音を作るのは誰かと言うと、先程のベース+コーラスに加えてリードボーカルだと認識しています。
たまにリードは和音に参加していない(≒積極的に参加する必要のない)譜面もあったりしますね。その場合はベース+コーラスに集中して聴いています。
最後にリードボーカル
その上で最終的にリードボーカルの表現を聴くようにしています。でも、ぶっちゃけ優先度はそこまで高くないと思うんです。
リードボーカルと字ハモをするわけでもないですし。
むしろリードボーカルがフェイクで拍外しをした際にドラムも一緒に拍を外すと収集がつかなくなるので、淡々と自分の仕事をする方が良い時も多いです。ストップモーションからどんぴしゃりで復帰する必要がある時はもちろんリードを聴いていますが、ドラムとリードの間で連携が必要なことって少ないです。
それよりも、コーラス+ベースと盤石なカラオケを築き上げた上で、リードボーカルに自由に伸び伸び表現してもらった方がリードを生かせるとも思っています。
太鼓の達人のように主旋律に合わせて演奏する曲なら別ですが、ドラムパートでそういう譜面はレアです。
なのでリードボーカルの優先度は、僕の中では低めに設定されております。
OFFではしっかりと会話せよ
ただ、これはあくまでアンサンブルの中でどのパートを聴いているかの話であって、リードボーカルを無視するのはNGです。
練習中にはリードボーカルがどういった表現をしたいのかしっかりと会話して、ドラムパートとしての曲の作り込みが必要であることは言うまでもないと思います。
なのでまとめると、リードボーカルとは演奏外でしっかりと会話をし、演奏中はリードボーカル以外のパートを優先的に聴いているのが僕のスタイルです。
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