思った以上に反響が大きく驚いております。
若干記事が意図したところとちがった意味で伝わってしまった感じも
否めないのですが僕の書き方が悪かったです。
申し訳ありません。
それを踏まえてエゴサーチにヒットしたtweetを見ていると
「地方にプロを呼ぶためにお金がかかる」ってお話があって
「ああなるほどな。」と思いました。
確かに記事を書くにあたって地方のことまでは想定していませんでした。
これは明らかに僕の想定不足です…。安直な記事を書いてしまいごめんなさい。
それを踏まえてそのユーザーさんのtweetを読んでいると
地方のオーディションで1度もお金をとった事がないと書いてあって
物凄くビックリしました。
是非イベント運営のお話を一度お聴きしたいなと思いました。
僕は別に学生から1円も金をとるなと言っているわけではありません。
学生が運営している学生の企画で
学生が学生からお金をもらって
イベントを運営するのは自然なことです。
そうではなくて社会人が学生を集めて企画している企画で
社会人が学生からお金をもらって
かつお金を払ってくれた学生に何も還元していないのをどうかと言っているのです。
例えばオーディションに参加してくれたバンドから2000円とるかわりに
そのバンドが自分たちが運営している箱ライブに参加してくれた際には
チケットノルマを少しおまけしてあげるサービスをつけるとか
惜しくもオーディションに落選してしまったけれども
本番は是非観客として観に行きたいと言ってくれている学生から優先的に会場に入れてあげるとか
色々出来る事ってあると思うんですよね!
学生からはお金をとらずに出来るのがベストですが、
イベントを企画する以上はお金がかかるのは僕もわかっております。
なのでその分の何かをしっかりと”全員に”還元しなきゃあかんでしょと思うんです。
僕はお金をとる以上はそれはビジネスだと思うんです。
例えばSHURE社に渉外をかけることだって出来るかと思います。
イベントの機材をすべてSHURE社のものにしてそれを全面に押し出す事で
SHURE社にとっては自社の音響設備を宣伝するまたとない機会になるわけです。
大勢のアカペラーが参加するイベントでSHURE社の製品の魅力を宣伝することで
その後SHURE社の製品を買うサークルが増えればSHURE社にもメリットが出るわけじゃないですか。
新規のライブハウスを見つけて来てそこでイベントを行う事で
出来たばかりのライブハウスも宣伝になりますよね。
もしもそこが学生にとって良心的なレンタル料で運営されていて
しっかりとした質のライブハウスであれば今後学生アカペラーが
卒業ライブなど行う際に頻繁に使われる箱になりうるわけでこれも箱にメリットが出ます。
相手に価値があれば相手もお金を出してくれます。
イベントを運営する上でどんなものが必要でそれにはどんな価値を相手に提供できれば
相手がその価値を自分たちに提供してくれるか考えれば
出来る事っていろいろと思いつくのではないかなと思うのです。
学生のイベントに大人が関わって行くからには知恵も貸してあげて欲しいのです。
当たり前のように当たり前にお金をとってそれを使ってイベントを運営するのではなく
何にいくら使って何をいくら削減できそうでその削減したお金でキャッシュバックを行うなり
次年度のイベントの参加費を少し易くするなりもう一組プロを招待するなり
色々出来ると思うんですよね!
日本最大のイベントであるJAMさんなんかはしっかりと工夫しています。
アカペラの素晴らしさを多くの方々に生のライブで伝えたい!
と掲げてクラウドファウンディングに成功しております。
こういう工夫は良いですよね!僕の記憶が正しければJAMは1次審査ではお金をとっておりません。
そしてなんと本番の観覧料金も無料です。
純粋にJAMやアカペラを応援したい人に
このクラウドファウンディングは最高の価値を提供しています。
若い後続のイベンターやアカペラーを応援したいと言う気持ちをぶつけられる場所なのですから。
プロを呼ぶ際にプロのギャラを明記できないのはよくわかります。
実際に明記したらアウトな場合がほとんどです。
明記出来ないにしてもせめて貰ったお金に対する責任はとって欲しいなと思うのです。
協賛を貰うのが「あたりまえ」になってしまうのではなく。
先日とある学生のアカペライベントに協賛したのですが
そしたらしっかりとお礼のLINEが来ましたよ。
大人が運営しているイベントだったら尚更お金を払っていただいた時は
オーディション費と言えどこういう“レスポンスはしっかりしようぜ!”と思います。
twitterで「どのイベントを指しているんだ?」とのお声がありましたが
特に何かのイベントを意識して書いた記事ではありません。
最近エントリーフィーをとるイベントが増えているなぐらいの気持ちで書いた記事です。
何より自身がもともとアコースティックのバンドをやっていたこともあり
ふとアコースティックをやっていた時の事を思い出すと
学生からお金をとって音源審査を行っていたイベントって僕が知らないだけかもしれませんが
あんまり無かった気がするんですよね。
どちらかと言うと某大手音楽会社さんがバックについていて
優勝すると「賞金」と「デビュー」と言う至れり尽くせりな環境だった記憶があります。
なんでアカペラのイベントはこれだけお金がかかるのかな?
競技人口の少なさや世間への知名度が原因ならばそれはどうやったら解決出来るのだろうか?
と職業病の”5 whys”で記事にしてみただけです。
もしも不快に思われた方がいらっしゃいましたらここで謝ります。
申し訳ございませんでした。
その上でもっと色んなイベントが良くなるために
一回お金について考える機会になったらななんて思います。
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