先輩との帰り道
2017年にエンジニアからコンサルタントにJob Changeしました。
エンジニアの頃は、歳の近い人も多かったのですが、最近はもっぱら30代後半〜40代の方と仕事をしています。
なので、帰り道も40代の先輩と話しながら帰ることが多いのですが、そんなとき「なんで君は今のキャリアを選んだの?」って話になりました。
ゲーム禁止の家庭
我が家はずっとゲーム禁止でした。
僕はメガネをかけた理科系の男に見えるらしく「家でゲームやりこんでそう」といろんな人に言われるのですが、ゲームはあまりやりません。
父が大のゲーム嫌いなので、きっとそのせいです。
ただ、子供の頃はそれが面白くなかったんです。周りの友達はみんなゲームの話をしているのに、我が家だけ禁止。すごく面白くなかったのです。
だからアメリカに引っ越したときに、真っ先にパソコンの授業に興味を持ちました。
親の目の届かないところで、学問として、機械に触れる!
最高じゃないですか!
僕は12歳で、パソコンについて学び始めました。
CD-Rが焼けない
パソコンの授業では好きなCDを持ってきて、音楽を聴きながら作業をすることが許されていました。
なので、僕もCDを焼いて学校にもって行こうとしました。
でも、なぜかうまくいかないのです。
ファイルを焼く時はドラッグ&ドロップでできるのに、「.wma」と書かれたファイルをCDにドロップしても音楽CDにならない。
これが僕が一番最初にぶち当たった壁でした。
月に$10のお小遣いを叩いて、CDタワーを買ってきて、何枚も無駄にしてようやく音楽CDが作れた時の喜びは今でも覚えています。
なんでWindows Media Playerで書き出すと「.cda」になるのか分からずに、ひたすら調べまくっていました。
その数ヶ月後に何度でも書き直し可能なCR-RWが出てきた時には、次の$10握りしめて電気屋に駆け込みましたね。笑
LinuxはUSBから起動する
そんなこんなで、パソコンについて学習し続けるうちに「Linux」と呼ばれるOSにも手を出し始めました。
こいつがまたすごいんですよ。
誰でもOSに手を加えられるようになっており、自分好みにカスタマイズできるのです。
しかも、カスタマイズしたものをUSBに焼き付けておくことで、USBにOSを入れていつでもどこでも持ち歩けるんです。
つまり・・・
学校のPCでも自分のOSが開く
漫画喫茶のPCでも自分のOSが開く
友人のPCでも自分のOSが開く
最高じゃないですか!
当時10代だった私は、その厨二心もくすぐられOSの世界にのめり込んでいきました。
テクノロジーが好き
今の自分のキャリアは自分の「好奇心」の上に成り立っています。
目新しいものが好きで、興味関心を大事にしているので、一度のめり込むと食事も睡眠も忘れて没頭します。
そして、最近では上司の影響もあり、常に「最新のテクノロジーによって広がった可能性で何ができるか」「テクノロジーを使って世の中をどうして行きたいか」考える続けるようになりました。
暇さえあれば、最近のトレンドの技術を調べて、それで何ができるか考えています。
世界チャンピオンに勝てるチェスのAIを求めている人は、世の中にはさほどいません。でもチェスの世界チャンピオンの思考を先読みするように、犯罪者の思考を先読みできるAIがあればほとんどんお犯罪を未然に防げるかもしれません。クラス替えによるいじめのリスクを先読みするAIがあれば、児童の自殺が減るかもしれません。
「なぜ今のキャリアを選んだのか?」
テクノロジーが好きだからエンジニアになった。
そしてエンジニアが作り出したテクノロジーを世の中に還元したいから、コンサルティングを学んでいる。
思考を整理していると、なんとなくそんな気がしました。
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