ビジネスで一番大事な素養があります。
「コミュニケーション」
です。
「コミュニケーション力」とは「自分の考えを発信して相手に伝える力」と「相手の考えを受信して理解する力」の平均値を指すのではないかなと僕は思っています。自分の考えばかり話しているとコミュニケーションは上手く行きませんし、自分の考えを相手に伝える事が出来なければコミュニケーションは成立しません。
今日はその中でも「相手に伝える力」にフォーカスして記事を書きたいなと思います。
これは僕が勝手に考えて勝手につくったチャートです。
「感情的にも論理的にも思考しない人」なんて居ないと思うので、左下には何も書いてありません。
コミュニケーション力順に並べると、
- ロジカルに考えて感情的に伝えられる
- ロジカルに考えてロジカルに伝えられる
- 感情的に考えて感情的に伝えられる
になります。
感情的に考えて感情的に伝えてしまうと、ビジネスの場では最悪の結末が待っていることがしばしばあります。
感情的に考えて感情的に伝えてしまうと、以下のようなリスクが発生します。
- そもそも何も伝わらない
- 話の内容が誤解されたまま伝わる
前者も後者も「自分の考えを伝えられていない」ですし、誤った解釈で相手に物事が伝わってしまうと、後々大きな事件に発展することだって少なくありません。「感情」だけでコミュニケーションをとってしまうのは、かなりハイリスクなのです。
論理的思考能力が高い人にありがちなのが、ロジカルに考えた結果をそのまま相手に伝えてしまうケースです。
ロジックじゃ人は動きません!
しかもロジカルに考える人がロジカルに話すと話が冗長になってしまい、結局何が言いたいのかわからなくなってしまうケースも多いです。本当にロジカルシンキング力が高い人は、パッと結論だけ話した上で、必要な情報を提示してくれるのですが、その様が余計にコミュニケーションを作業のように見せてしまいがちです。
相手はプログラムではありません。感情をもった人間です。いくら言っている事が正しくても、言い方が悪いと相手の心は動かないのです。
所謂
「コミュニケーションが得意」
と言える人達です。
コミュニケーションの目的を考え、相手の心が今どこにあって、目的達成のためには相手の心をどこにもっていけば良いのか考えた上で、一見するとそんなこと考えても居なかったかのように相手の前で演じられる人達です。
この人達は、相手の気持ちをしっかりと受信した上で噛み砕き、相手にとって最適な言葉を感情をこめて伝える事が出来るので、殆どの場合でしっかりとメッセージが相手に届きます。優秀な営業マンやモテるナンパ師は大抵この技術に秀でています。しっかりと考えた上で、相手に合わせた伝え方をしているので誤解されることも無いですし、感情ささるので相手の心が動くのです。
「フィーリングコミュニケーションが得意!」なだけではコミュ力が高いとは言えません。それでは結局自分の波長と会う人としかコミュニケーションとれませんし、下手をすると大切な商談等で誤解を招いたままアクションに移ってしまい大きな惨事を巻き起こしてしまいます。
「ロジカルシンキングが出来るだけ」では優秀な会社員とは言えません。ロジカルに考えた結果、相手にとって最適な伝え方とは何か考え、相手に合わせて伝える事が出来て初めて「伝わる」が実現するのです。
さて…あなたのコミュニケーションは大丈夫ですか?
ちなみに営業職をやっている友人にみてもらったことろ、僕は「感情的に相手に訴えかけるスキル」が弱いそうです。笑
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