アーンド・バリュー分析とは?
予算/予定の観点からプロジェクトを定量的に評価するプロジェクト管理の技法
です!
どうも!
ただこれだけ見るとすごく簡単そうなのですが、このアーンド・バリュー分析ってかなりややこしいのです。
そこで、今日は基礎概念に入る前の基礎概念!
PV, AC, EVについて、実例を交えてサラッと紹介したいと思います。
CASE 1.mokabuu氏が5人日で楽譜を作成した黒字プロジェクト
PV : mokabuu氏に10人日の作業を頼むなら100,000円用意しよう
EV : 楽譜が完成したので100,000円
AC : 見積もり工数の50%で楽譜が完成したので50,000円
CASE 2-1.mokabuu氏が10人日で50%しか楽譜を作成できなかった赤字プロジェクト
PV : mokabuu氏に10人日の作業を頼むなら100,000円用意しよう
EV : 50%しか終わっていないので50,000円
AC : 10人日の工数がかかっているので100,000円
CASE 2-2.上記2-1の赤字プロジェクトを結局20人日かけて完遂した場合
EV : 完成したので100,000円
AC : 最終的に20人日作業したので200,000円
CASE 3.mokabuu氏が8人日で70%楽譜を作成していた場合
PV : mokabuu氏に10人日の作業を頼むなら100,000円用意しよう!8人日目では80%完成予定なので80,000円用意しよう!
EV : 70%終わったので70,000円
AC : 8人日作業したので80,000円
※この段階では赤字
ちなみにCASE3では…
スケジュール差異
SV = EV - PV = -10,000円
※-10,000円なので10,000円分の遅れ
コスト差異
CV = EV - AC = -10,000円
※-10,000円なので-10,000円分の赤字
スケジュール効率指数
SPI = EV / PV = 87.5%
※100%未満なのでスケジュール効率が悪いプロジェクト
コスト効率指数
CPI = EV / AC = 87.5%
※100%未満なのでコスト効率が悪いプロジェクト
ここら辺は次回の記事で詳細説明が出来たら良いなと思っています。
今回のポイントです。
上記の例の通り、
PV : 予測値、見積額
EV : アウトプットに対する費用
AC : 実稼働に基づく費用
ぐらいの解釈で良いかと思います!
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