【時事】今話題の長谷川豊さんの少子化に言及するブログを読んで気になったこと。


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今話題の長谷川豊さんのブログの記事

参考:保育環境を整えれば子供を産む、という大ウソ

この記事ですね!
今Facebookで何万と「いいね!」され話題を読んでいる記事です。タイトルを見ての通り「保育環境と子供を産むこと」について言及しております。この記事の言いたいことには概ね同意したのですが1点どうしても解せないところがあったので記事を書いております。



記事後半で突然登場したマンハッタン
この長谷川さんの記事は素晴らしい記事です。
特に前半部分には僕も深く同意しました。思わず頷きながら読んでしまった程です。しかしながらそんな記事だからこそ何故後半部分でいきなりマンハッタンの話が出て来てしまったのか納得できませんでした。

恐らく日本の「キャリアウーマン」と呼ばれる最前線でばりばり働くことを是としている女性達が多く暮らしているであろう世界一の都市として名高いマンハッタンだからこそなのでしょうが、そもそも社会的背景が違いすぎるし見ている範囲があまりに狭すぎるのではないかなと思いました。


広いアメリカの狭いマンハッタン
アメリカの国土面積は9,857,000km²です。これは日本の国土面積の約26倍です。アメリカは非常に広い国土を持つことで有名です。

しかしながらマンハッタンの面積はわずか87.46km。同国の国土面積と比較すると約1/113,300です。どうです?あまりに見ている範囲狭過ぎやしませんか?大都市を例示するにしても凄く限定的な例示です。恐らく長谷川さんはこれだけの記事をお書きになる方なので、ここでマンハッタンを比較にあげたのは決して感情論等ではなく何かしらロジカルな理由があるのでしょうが、限定的過ぎですしちょっと突然過ぎる気がします。


狭いだけでなく社会的背景が違いすぎる
そもそも日本には米国の中の都市部分程ベビーシッターの文化が根付いているわけではありません。

日本の文化として自分の子供は自分で育てる。
子供は家族で育てると言うものがあります。だから戦時中は子供を遠い”身内”のところに疎開させたり兄姉が弟妹をおぶって学校に行ったりしていたのです。他人に子供を預けるときは「出稼ぎに行かせる時」だったのです。自国の歴史を冷静に眺めてみるとベビーシッターの文化が根付く理由が無いことがわかります。

そんな中でベビーシッター事業が盛んなマンハッタンの話をする意味がちょっとわかりませんでした。


僕の意見

子供は犬ですか?

あのですね。
色々事情はあるでしょうが余程特殊な事情が無い限り子供が小さいうちから保育園やベビーシッターに預けるのはどうかと思います。幼稚園の時期って一番両親が必要な時期じゃないですか?病気も急変し易い時期なんですよ。そんな時期に実の親が一番近くで子供見ていなくてどうするんですか?

ある程度の年齢(3歳4歳)になり子供の成長のために社会に触れさせるために幼稚園や保育園に通わせるならばわかります。預けるってなんですか?母子家庭等仕方がない場合もあるでしょう。

しかしながら子供が一番成長する時期に、毎日沢山の新しいこと・新しい世界を学んで行く時期に、一緒に学ぶつもりの無い親が多いならば少子化は必須だと思いますよ。

子供は親の背中を見て育ちます。

他に何も言うことは無いです。


まとめ

参考:おハナクソ男子を死滅させるべし

余談ですがこちらも長谷川豊さんの記事です。
何本か同様の記事を読んだのですが、この記事が物凄くしっくり来たのでこの記事を紹介してしめさせていただきたいと思います。是非一読してみてください。

そして最後に。
子供が「かわいい」と言うのは素晴らしいことです。それは「かわいい」は「可愛い」と書きます。子供のかわいさは「愛おしさ」なのです。しかしですよ。子供は犬じゃないんです。「かわいいかわいい」と言っておいて自分が仕事に行く時だけ他人に預ける?ふざけないでください。犬じゃないんですよ子供は。

いずれ自律は必要ですが自律のためにも小さい頃ぐらいやむを得ない事情が無い限り側にいてあげてほしいものです。子供が1歳2歳の頃からベビーシッターに子供を預けるのは、賛否両論あるのでしょうが、僕は断固反対です。

元来の日本の身内だけで子供を育てる文化。
僕は嫌いじゃないです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。もしこの記事を気に入って頂けたようであればシェアをお願い致します。非常に励みになります。


3 comments to this article

  1. hase

    on 2014/12/20 at 11:15 - 返信

    長谷川さんは、ベビーシッターを雇いなさいなんて言ってない。

    • mokabuu

      on 2014/12/21 at 01:19 - 返信

      コメントありがとうございます!haseさんのおっしゃる通りですね!

      長谷川さんは本文で『もし子供を増やしたいのであれば少子化対策をしたいのであれば一番手っ取り早いのは言うまでもなく「専業主婦や専業主夫を増やす」に尽きる』とおっしゃっているようにベビーシッターを雇えなんて言ってないですね!

      語弊を招く書き方をしてしまって申し訳ないです。僕の子育てに関する意見を書くにあたって意見が飛躍してしまいました。ご指摘ありがとうございます。

      ただそれを差し引いても長谷川さんが日本とはどう比べても社会的背景が全く違うマンハッタンを突然例示していたのが何故なのかまったく理解出来ませんでした…。

  2. 富士

    on 2017/11/18 at 14:27 - 返信

    ブログ主さんがとても少子化について関心が高いことはすばらしいと思います。

    大切な論点として「子供を預けるのが良いか」

    現実として女性も働かなくてはなりません
    ・男性の給与も昔のようにあがるわけではない(統計上、40代からの給与の伸びが非常に悪くなっている)
    ・子供の学費の高騰(格差社会の中で子供を負け組にしないために学費が高くなる)
    ・女性も社会保障費をおさめないと年金がもうもたない
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    とくに3つ目の年金問題が大切です
    年金システムは1960年代に人口のわずか5%しかいなかった高齢者を現役世代9人で支えることでスタートしました
    今や高齢化率は27% 30余年後には40%ちかくになります
    女性も働いて社会保険料をおさめないともう社会保障がもたないのは確実です

    女性自身も、働いてキャリアアップを望む声も大きいです
    そのための保育園などの整備が遅れたこともこどもを産みにくい社会にした要因のひとつでしょう

    現実問題としてこどもをあずける施設は(親御さんご本人が望むのならば)必要でしょう
    女性が働かなくてはなりたたない社会で、こどもをあずける施設が足りなければ、少子化は悪化する一方です

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