大阪都構想の賛否を問う住民投票の開票が先ほど終わり、反対が705585票・賛成が694844票で僅差で反対多数となりました。
この住民投票を踏まえて橋下市長は記者会見にて住民投票の前から公言していたように今の任期が終わった後は政治家を辞め弁護士をやるつもりであることを明らかにしました。
その記者会見にて橋下市長はこんな風に語っておりました。
「勝てなかったのは自身の政治家としての能力がなかったから。僕みたいな政治家はワンポイントリリーフ、嫌われるのを覚悟でやるべことをやった。民主主義である以上は政治家は原則として嫌われちゃ行けない。だから僕みたいなのが長々やるのは本来危険。敵をつくる政治家はワンポイントリリーフ、求められてる時期にやっていらなくなったら交代。権力は使い捨てが一番良いそれが健全な民主主義。」
だいたいこんな内容の会見でした。
①他人のせいにしない
②潔い
この2点に橋下市長の男の背中の広さを感じました。
たぶん言いたい事や愚痴もたくさんあるでしょう。それでも「勝てなかったのは私の政治家としての能力が足りなかったからです」と真っ先に口にしたのは当たり前のように見えて凄いことです。素直に自身の負けを認め身を退くのって簡単なことではないです。
そして橋下市長はやることはやったとし、自身が求められている時期にやるべきことをやり必要がなくなったら使いすてにされる事を是と捉え「身を引きます」と宣言しました。一度権力を握った人間がその権力を潔く手放す事は簡単なことではありません。権力に溺れず、その権力をすんなりと手放す橋下市長はやっぱり男です。
そしてその橋下市長の背中に加え僕の印象に残った言葉がありました。
負けたのに命とられない政治は素晴らしい
第二の人生を歩める
これって当たり前のことですが凄い事です。
明日からの仕事に置いて勇気が出ました。どれだけ失敗してしまっても、どれだけもうダメだと思ったときも命を取られるわけではありません。生きるために必要なお金を得るための「職」と言うリソースを失うリスクはありますが(普通に働いていればまずそんなことないのですが)、それでも「命」まではとられません。
敗戦後真っ先にこの言葉が出てくるって凄いなと思います。
確かに「命はとられない」ですし「第二の人生」を歩めます。僕は人が言いづらい事でも筋を通してしっかりと自分の意見を真正面からぶつけていく橋下市長が好きです。是非彼には政治家引退後も存在感を出して言いたい事をどんどん発信していって欲しいなと思います。
今日負けたのは、橋下さんじゃなくて、日本の若者だよね。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2015, 5月 17
最近マーケットの本でも有名な某作家さんがこのようなtweetをしていました。
確かに今日日本の若者は負けてしまいましたが、何も変わらないと言う事はないと思います。橋下市長の背中に勇気をもらった若者がこれから奮起していければ良いなと思います。
そして今日の接戦がこれから社会問題として”考える機会”になればなと思います。
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