アメリカ西海岸でよく見る「有給休暇無制限」


日系・外資系での働き方の違い

先日、弟と会話していたのですが、そこで就業に関する意識の違いを感じました。

僕は外資系企業が長いのですが、弟は新卒で入った日系企業で働いています。

弟はいわゆる9時17時で働くサラリーマンであり、平日はなかなか美容院に髪の毛を切りに行けないと言っていたのですが、実は米国企業ではそんなことはないのです。

※もちろん一例なので例外もあると思ってください


有給休暇無制限

アメリカ西海岸のTECH企業ではそもそも有給休暇の日数すら決まっていないケースがあります。

上司が認めれば有給休暇という考え方が浸透しているためです。

なので、上司がOKであれば週休3日で働くことも可能です。理論上は。


何故そんなことが起きるのか?

それは時間に対して報酬を支払っていないためです。

成果に報酬を支払う考え方が根付いているため、職務定義書で定められた成果を出せれば、8時間働こうが12時間働こうが4時間働こうが会社としてはなんでも良いのです。

なので平日のお昼から家族でお出かけして、代わりに週末ちょっと仕事する、とかも出来ちゃったりするわけです。


残業代は?労務管理はどうなっている?

一応、稼働時間を報告することにはなっていますが、僕の身の回りではあまり正確に運用されていない気がします。

と、言うより精緻に管理するのが難しいのです。

日中に個人の用事を済ませてその代わりに夜なべしたり、就業時間中にリフレッシュに卓球をしたり、前日夜遅くまでMeetingをしたので翌朝は遅めに起きたり、逆もあったり…。

決まった時間に机に向かっているわけではないので、朝何時から夜何時まで合計何時間働いた、という報告が難しく感じています。


アウトプットできる人には働きやすい

なので、常に一定の成果を出せる人には働きやすい環境だと思います。

「有給休暇」に上限がないからこそ、勝手に中抜けしたり休んだり稼働日を振り替えても問題がないので、ワークライフバランスが取りやすいです。

一方で、勤務時間に対して報酬が支払われるわけではないため、決められた時間だけ働いたところでアウトプットが出なければ給料泥棒になってしまいます。

どちらが良いかと言われるとその人次第なのだと思いますが、僕は割と今の自由な働き方が気に入っています。


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