さてさて。
8月1日になり遂に大手企業の先行活動が解禁されましたね!
今日はもう色んな所でそのニュースしかみないです…。
そんな背景もあって昨日会社の同期とお昼と食べている時に
「学歴とその人の能力に相関性はあるのか?」
「就職活動では学歴はどういう風にみられるのか?」
と言う議論をしてきたのですが
その時にとある大手企業の人事の方の言葉を思い出したので
備忘録も兼ねて記事にしたいと思います。
意見は概ね一致しました。
「人の優秀さと学歴は関係ない」が「採用時に学歴は影響する」と言うものでした。
ちなみに最近学歴フィルターを疑問視する声が多数上がっている中
時代錯誤なことを言ってしまうと僕は学歴フィルターはあって然るべきだと思っております。
ただ時代が変わって仕事が変わっているのでフィルターの掛け方には疑問をもっていますが。
以前とある企業の人事の方とお話する機会があった時に
学歴フィルターについて議論したことがありました。
当時の僕はバリバリ世論に毒されておりまして
学歴 ≠ その人の能力
であり学歴フィルターは排するべきだと思っていました。
でもその人事の方の考え方を聞いた時に
「なるほど!これなら納得出来る!」と思ったのです。
その人事の方の話によれば
「学歴はその人の努力を見るためのものである。」
そうです。
好きな事だけでなく学生の本分である”勉強”をしっかりと出来る人間なのかみる事で
嫌な仕事や辛い仕事に直面した時にちゃんと向き合える人間かをみているそうです。
それでは「勉強が好きな人はどうなんだ?」とお聴きしたところ
「それは勤勉の証であり否定されるべきことではない。」とおっしゃっていて
「まあ流石にそれはそうだよね・・・」と質問した自分が恥ずかしくなりました…。
その方曰く学閥に捕われて出身大学で人を差別するのはアホらしいとのことでしたが
学生がしっかりと目の前のやるべきことに対して努力出来るか否かを見極めるために
累計ほんの数時間〜数日の採用活動からではなく
今までの人生を象徴する学歴からその人の勤勉さや真面目さ
そしてやるべきことへの取り組み方を判断していると言う考え方は腑に落ちました。
貧乏な人でも自分で教科書が真っ黒になるまで読んで勉強して
奨学金を得て国立大学に入る人だって居ます。
その中で家の裕福さは言い訳にならないとその方は言っていました。
寧ろそう言う人の方が学びに対してストイックで
入社後の活躍も期待出来るのでそう言う人こそ採用したいそうです。
そして受験には本番の運もあります。
極論を言ってしまえば本当に努力した人にしてみれば
運は関係なく運が悪くても受かる人は受かると言うのでしょうが
運よりもメンタルの方が試験に大きく左右するものであり
そのメンタリティをみる上でも学歴は大切と言っていました。
そもそも確実に東京大学に受かるような人であれば運が悪くても
就職活動にさほど影響の出ないであろう大学には合格できます。
そしてさほど影響の出ないであろう大学にすら合格出来ない人は
もはや運では無くメンタリティに問題があったと言えます。
言い訳をせずに取り組む姿勢
負けられない場面での勝負強さ
学歴は思ったよりも色んなものを象徴しているようです。
しかしながら現状の受験だと学歴に現れるのはキャッチアップの能力だけです。
教科書を暗記できた人が強く、特に私立文系なんかでは暗記力の強い人が有利です。
かつてPCもなく膨大な量の書物とその格納場所の暗記が必要だった時代には
この能力は物凄く大切な能力だったそうです。
しかしながら時代は変わっています。
そんなもの人が暗記しなくてもPCが勝手に記憶してくれるようになりました。
PCから記憶を引き出すコストもどんどん下がっております。
そうなったときに今度は受験勉強だけでは計れない能力を
見極める必要が出て来たのも確かだと考えられます。
そう言う意味では僕は一概に学歴でその人の能力を見極めるのは愚かだと思います。
ただやっぱり”学歴が良い”人は知識のインプットが多く
話していて楽しいなと感じる事が多いのも事実です。
そのインプットからアウトプットを創りあげる能力が優秀さであり
既存の知識を覚えたままに吐き出すのは優秀とはほど遠いです。
そういう意味で僕(達)のお昼休み時事談は
・学歴は就職活動に影響する が
・学歴だけで人の優秀さを判断すべきではない
というふうに帰結しました。
まあ半分ぐらい伝聞形の僕が定義した優秀とは真逆の記事になってしまいましたが
是非今就職活動中の大学生の方は学歴に捕われず学んで来た事をどうやって仕事に生かすか考えると学歴に加えて自分だけの味が良い感じに出てくると思いますし
是非今大学受験を控えている高校生は「勉強だけが努力の形じゃない」とかかつての僕みたいなことを言わずに「嫌な事でもしっかりと向き合う訓練」を行って欲しいなと思います。
結局就職活動や入社後の仕事で問われるのって
今まで辿って来た道の中で自分が取り組んで来たことなので
何事からも逃げずに立ち向かって行く事で
未来の自分の貯金をつくれるのではないかなと思います。
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