どうも!久々の就活記事を書いております!
身近に就活生がいることも相まって最近就職活動関連の話題を耳にすることが物凄く多くなって参りました。その中で「あそこのサイトの情報が!」とか「ここに掲載されている情報が!」なんて話を耳にしていると、「帰国子女の就活体験記」の情報が掲載されているブログやサイトさんって少ないのではないかなと思ったので、今日は僕が帰国子女として就職活動をした時の想い出話から
「帰国子女として就活する上でのマインドセット」
について書いてみたいと思います。
帰国子女の皆さん。
これまでの人生相当大変だったでしょう。言葉や文化が違う環境を行き来するのは物凄くストレスフルなことです。上手く日本の社会に復帰できなかったり、海外の文化に溶け込めずに鬱ぎ込んで行ってしまう友人を何人も見てきました。あなたが今無事に就職活動まで行き着いているのは本当に凄いことです。今までよく頑張ってきました。
ただし!
就活は別物です。甘えないでください。
帰国子女の人って何故か自分の語学力(自身が住んでいた地域の公用語)を特技や自身の長所としてアピールしたがる傾向にあります。もちろんそれは素晴らしいことですし、間違いではありません。
ただし!
言語を特技としてアピールする癖に何もしない人があまりに多いのです。いや、正確には「大した努力もしない人」があまりに多いのです。英語の試験の点数で優遇されるのは大学受験までですよ。入試の英語は楽勝だったと思います。もしかするとTOEICの英語も楽勝だったかも知れません。でも社会人の身からしてみると、
TOEIC?ああ凄いね!でもだから何?
なんです。
「海外にいたんだからそれぐらい出来て当たり前でしょ?」と思われて終わりです。自身の語学力に甘えないためにも、「語学力でアピール」なんて考え方は捨てて、「自分が語学力では大幅なビハインドを背負っている」と思った方が身のためです。
※もちろん帰国と言えど本気で勉強しなきゃTOEICの高得点はムリなのは僕はわかっていますし、わかっている採用担当者も多いです。が、純ジャパがその点数をとるためにした努力には劣りますし、中には帰国の苦労を理解してくれない人も居ます。そういう人に理解を求めるのではなく、敢えてストイックに誰かが理解してくれるのをまとうという甘えを捨てるのが成功への近道だと僕は思います。
弊社は来月に上場します。
会計監査に備えて各自計上額に誤りが無いか入念に確認してください。
当期の商品仕入高は900万円、期首商品卸高は100万円、期末商品卸高は50万円でした。
ビジネスの場では上記の内容を英語で話したり書いたりします。もしも本当に外国語を強みに生きて行くならば、上記の内容ぐらいパッと翻訳出来なければ相当苦しいです。ビジネスの場では「昨日の日本シリーズの話」とか「飲み屋の可愛い姉ちゃんの話」とか別に求められていないんです。抜群に良い発音で日常会話がぺらぺらの学生と喋るのは下手だけど正確に上記の内容の英語を聴き取れる学生だったら、確実に後者のほうが戦力です。
ただし!
皆さん、先に出て来た単語の意味全て日本語で説明出来ますか?「英語が出来る」と言うためには「英語(で中身のある話)が出来る」と言うことです。寧ろ、外国語は出来るけど喋っている内容が稚拙な人はかえって危険なのです。なまじ外国語が喋れるだけに相手と話している際にあらぬ誤解を招いたり、余計なことを発言してしまうリスクだってあるわけです。もしかするとネイティブの微妙なニュアンスに騙されてしまうかもしれません。そういう意味では、外国語に自身の無い学生が丁寧に話す外国語の方が余程ビジネスの場では信用できるのです。
「外国語が出来るとはビジネスに即した話を、相手に誤解の無いように正確かつ簡潔に伝えることが出来ること」なのです。
つまり外国語を強みにするためには
- 年齢相応のビジネストークが出来るだけの語彙力
- 誤解の無いように相手に伝えるためのロジカルシンキング力
- 簡潔に相手に伝えるためのビジネスコミュのケーション力
あたりが必要になるわけです。
恐らくこれらを持っている学生って物凄く少ないと思います。かつ、こういう奴らが外資系コンサルとかに行くのかなと。なので僕は就職活動中は帰国子女として外国語は強みにしませんでした。ただし帰国子女であることが全くの強みにならないわけではありません。
僕は帰国子女は「海外経験」や「人生経験」を強みにすれば良いのではないかと思います。まったく言葉や常識の通じない環境に放り込まれる経験をしている人ってかなり少ないはずです。そこでの自身の経験から話をすれば確実にそれは「帰国子女であるが故の強み」になります。例えば、
- めちゃんこ可愛い韓国人の女の子とお近づきになる方法
- 英語が全く出来ない中アメリカの現地校でいじめの対象にならずに生きる術
- 日本の中学校に帰国した瞬間に感じた日本の良いところと悪いところ
- 日本のバスケ部とアメリカのバスケ部で感じた文化の違い
- 海外での経験が自分の交友関係にこんな影響を与えました〜友情編〜
- 海外での経験が自分の交友関係にこんな影響を与えました〜恋愛編〜
等々。
語れることなんてめちゃくちゃ沢山あるのではないでしょうか?僕はこの経験こそが何にも代え難い武器になると思っています。これらは日本にずっと居たらなかなか出来ない経験です。せっかく海外に住んでいたのですから、何も「語学力」だけに縛られずに「自身が経験した全てのこと」を五感で思い出して気付いたことを紙に書き出してみてください。
そこに書かれていることがまさしくあなたの強みですよ!
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