最近ちまたのインターンシップや企業説明会で流行の言葉があります。
弊社の仕事は答えが無い問題に…
僕もそんな甘い言葉に誘われてファーストキャリアを選びました。そんなこんなで働いていて「答えが無い仕事」について色々と考える事があったので記事にしてみたいなと思います。
新しいシステムを考えてお客さんの業務効率を2倍にしなさい!
これがよく巷で言う答えの無い問題なのですが、僕はこの問題って答えがあると思うのです。たしかに「手段」は星の数ほどあるので、「答えへのアプローチ」はいくらでもあります。ただ答えは「システムによってお客様の業務効率が2倍になること」であって、これって答えが無い問では無いと思うのです。
そしてこの問題の難しいところは「問題が抽象的」なところではなく、「業務効率が2倍」と言う答えへのアプローチが「システム」に絞られている事だと僕は思うのです。これはコンサルが愛している「目的思考」と言う考え方のフレームにそって考えるだけで、簡単に答えに行き着けるので(と言うより答えが既に用意されているので)、後は星の数ほどあるアプローチ手段から自分が一番得意なものやお客さんに一番マッチしたものを選べば良いだけなので非常に簡単な問題と言えます。
現在お客様が利用中のシステムの不具合を直せ!
これは非常に難しい仕事だと僕は思っています。なぜならば不具合を直したところでお客様が満足してくれるとは限らないからです。
不具合が阻害要因となっていて何かが出来ないから不具合を直す必要があるわけで、言われるがままに不具合を直す事自体が答えではないのです。
不具合を直す事によって出来る何かが答えなのです。
もしかすると、不具合とは全く関係の無いところにゴールがあるかもしれません。それでもお客さんの目の前にあるのは「不具合」なので、「不具合を直せ!」と言うミッションから、そのミッションの本当の答えを自分で探して見えない答えにジャストミートする必要があります。僕はこれこそが「答えの無い仕事」なのではないかなと思います。
※そもそも何をもって不具合と言っているのかそこから調査が必要ですしね!システムがバグっているのか、システムの機能が不足しているのか、etc
今から新しいビジネスを考えて世の中を変えてください!
これも答えの無い難しい仕事ですね!先ほどの「業務効率2倍」とは違い、「世の中を変える」の定義が全くされていないので、まずは「世の中を変えるとはどういうことか」を自分の中でしっかりと定義する必要があります。
「答えの無い(≒ゴールが用意されていない)」難しい仕事と言えるのではないでしょうか?
仕事のゴールが明確であれば明確であるほど、それは簡単な仕事だと僕は思います。
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