【自己啓発】上を向いて歩こう！上を向いて歩いたら膝小僧擦りむきました。

「下を見るな！上を見ろ！」
突然ですがよく「下を見るな！」って言いますよね。
明日から新社会人。入社テストの勉強をさぼりすぎて終わっている僕が通ります。
どうも。

そんな自分が出来ない試験に出くわすと人は下を見始めるものでして。必死こいて自分より出来ない奴を探そうとするんですよ。無意識に。高校の定期テストの時の足の引っ張り合いが懐かしいです…。人って醜い生き物ですよ…。そんな人間の醜い本性が出てしまいそうな時にこそ思い出したい格言があります。

「下を見るな！上を見ろ！」

受験に就活。どこに言っても言われますよね。
この言葉。じゃあ実際に下を見ないで上を向いて歩くとどうなるのか？この母が授けてくれた僕の鋼の肉体をもって検証してみる事にしました。

転んで怪我をした
出落ち感が半端じゃないですが、当たり前のごとく転びました。最寄りの駅で定期を購入するため階段をのぼっている時に躓き膝をガッツリ擦りむきました。痛いです。その後も追い打ちをかけるように家の近くの道路で転倒しました。痛いです。

じゃあなんで僕は階段なんかに躓いてしまったのか？
更には実家の近くの道でも道路の突起に躓いてしまったのか？

それは今日一日下を見ないで行動していたからでしょう。
一日通して上を向いて歩いてみて、人間は一番大切な全身を支えている足下が死角になるが故に下を向いて歩くように出来ていることに気がつきました。前に進むのも全身を支えて立つのも足です。だからその足に引っかかり転んでしまう原因になるようなものを避けるために足下を見るように出来ているのです。

地に足がつくと安心
よく「地に足がつく」なんて表現を耳にしますが良く言ったものだと思います。

文字通り人間はしっかりと足下が安定していないと物凄く不安になります。だから足下の状況を知り、いち早く危険を察知するために足下が視界に入るように少し下を向いて歩きます。道路の状況が見えないぐらい視線をあげて歩いている人間が居ないのはそのため何じゃないかと思います。

何か不安な事。
例えば大きなテスト等があった時に下を見て自分がどれぐらい下に居るのかを確認したがるのもそんな人間の習性から来ているように思えます。「転ばないように」「怪我をしないように」必死に下を見て下の安全を確認しながら歩を進めます。

公園で赤ん坊を見た
実家に帰って来て学生最後の瞬間を少しでも満喫しようと散歩がてら桜でも見に行くことにしました。近所の公園に腰をおろして明日からの生活を妄想していると、若妻とそのご子息がやってきました。

その男の子はまだ立てるようになったばかりなのでしょう。
立ち上がっては転び、転んでは立ち上がり、歩き出してはまた転び。それでもどこか楽しそうに、たまに急所を打ったときは泣き叫びながらも春の公園で遊んでいました。

何度も転んでいる赤ん坊を見ていて僕はあることに気がつきました。

転ぶのが怖くなっていた！
人の脳みそは賢いものです。
２３年間の人生を経て僕の脳みそは「転ぶこと＝痛い＝悪い事」と勝手に認識していたのです。転びながら必死に歩けるようになろうとしている赤ん坊を見ていて気がつく事が出来ました。

「人は転ばずには歩けるようにならない。」

思えば英語もバスケットボールもボイスパーカッションも全部そうでした。
アルファベットも書けず教室の隅で１人でABC Songを歌わされそれが悔しくて家で泣きながらも必死に勉強した英語。
ジャンプシュートも打てず馬鹿にされながらも毎日朝早くから１人で黙々とシュート練習をし続けたバスケットボール。
音の出し方も分からぬままとりあえず部室前で２時間も３時間も個人練習をし続けたボイスパーカッション。

何事も失敗せずには出来るようにならない。
転ばずには歩けるようにならないんです。
そんな簡単なことを僕は忘れていました。
僕はその事を今日、生まれてまだ１年２年の赤ん坊に教えられました。

足下が見えなくて転んだって良いじゃないですか！
大きな怪我をせずに転べるのは赤ん坊のうちだけです。だから赤ん坊の体は柔らかく出来ていて怪我をしにくいのです。社会人として産声をあげたばかりの僕はまだまだ転べることに気がつきました。

上を向いて歩こう！
久々に派手に転びました。
物理的に上を向いて歩く事で既に今日だけで２回ほど転倒しております。
たぶん端から見たらそうとう変な奴でしょう。笑

転んだ時は確かに痛いですし、その痛みで３分ぐらい悶絶しておりました。それでも３分すれば立ち上がってまた歩き出せるんですよ。僕の師匠である公園で遊んでいた例の少年は転んでも数秒でまた立ち上がっていました。別に歳をとっても転べるみたいです。立ち上がれるのが遅くなるだけで。

明日からの新生活。
これから４０年ほど続く社会人生活ではずっと「転ぶこと」を恐れずに「上を向いて歩きたい」と思います。

上を見ながら歩くのって気持ちいいですよ！