【アカペラ】東京大学LaVoceさんの審査に行ってきた!


LaVoceさんの実地審査をしてきました!

先日、僭越ながら東京大学LaVoceさんにお声かけいただいて、実地審査の審査員をしてきました!

実は、私、自身の出身サークルであるK.O.E.以外の審査をするのは4年ぶりだったんですよ!しかもLaVoceさんは初めてだったんで、ものすごくウキウキワクワクしながら審査してきました!

すごい言い方がアレですけど、自身の出身サークルであるK.O.E.の審査って比較的簡単なんですよね。出身サークルなんでサークルの文化もわかっているし、K.O.E.って絶対に一人はサークルOBを審査員に入れているんで、文化が大きく変わることもないんですよ。

ただ、今回は、文化も雰囲気もわからないサークルさんの審査ということで、自分自身も真っさらな状態で審査できましたし、何より、僕自身、LaVoceさんから学ぶことが多かったです。



LaVoceさんのここがすごかった①〜アレンジへのこだわり〜

僕は、そんなに他サークルの審査員を任せていただいたことがあるわけではないのですが、僕が知る限りではぶっちぎってアレンジの質が高かったです。

僕、他サークルの有名なバンドのアレンジや、プロの演奏を、何も考えずにカバーするの嫌いなんですよ。自分たちの表現が入らないから。

悲しいことに、最近、少なくとも僕が知る限りでは、学生アカペラの動画をみていると、良いものをまんまパクっている廉価版コピーのような演奏が多い印象を受けてたんですよね。

ただ、LaVoceさんは新4年生だけではなく、新2年生のバンドでもしっかりと自分たちでアレンジを作り込んでいて、表現をしっかりとステージ演出まで落とし込めているんですよね。

楽譜の構成も、考え抜かれているバンドが多く、観ていて・聴いていて飽きない審査でした。


LaVoceさんのここがすごかった②〜衣装にしっかり課金する〜

アカペラの実地審査をしていると、意外と差が出るのがこの衣装だったりします。

ぶっちぎって上手ければなんでも良いのですが、我々は所詮はアマチュア。

演奏だけで、他を一蹴できるようなバンドってそうそういません。

なので最後は視覚情報で差が出るのですが、LaVoceさんでは殆どのバンドさんが衣装をしっかりと用意して、バンドのパフォーマンスを彩っていました。

衣装も、アレンジと同じで最後はこだわりだと思うんですよ。

タンスの中で眠っている服で適当に合わせるだけで良しとするのか、それとも細部までしっかりとこだわって丁寧にパフォーマンスを作り込んでいくのか。

演奏を人格と結びつけるのはタブーですが、今回ばかりは、東大に入るだけあって(※)しっかりと最後まで丁寧に仕上げができる方が多いサークルなんだな、と感じざるを得ませんでした。

※センター試験で5教科7科目合計で9割近い点数をとっているわけですからね。


LaVoceさんのここがすごかった③〜運営が賢い〜

以前、出身であるK.O.E.のプロデューサーが作成した定義書の質が高かったと書きました。

【アカペラ】K.O.E.の音源審査の審査員に求められる審査の質が高かった話

僕、資料を作り込んで、しっかりと審査の定義を決めているのなんてK.O.E.ぐらいだと思っていたんですよ。でも、LaVoceさんも負けず劣らず、しっかりと考え抜かれた方針書を出してくれました。

でね、LaVoceさんならではのすごいポイントが2つあったんですよ。


その1〜プロデューサーが1年生〜

そうなんですよ。大学1年生が方針書つくってるんですよ。これ、めちゃくちゃすごいことですからね!JAMやアカスピの審査方針を参考にできるにせよ、大学1年生がサークル員が納得する審査方針つくれるってすごいことですよ!

社会人になっても定義書や方針書を作れない人なんてザラにいます!記載内容に漏れやダブりなく書くのって相当難しいですからね!

それを大学1年生が作れるって、サークルとして運営のレベルが段違いに高いなと感じました。


その2〜審査方法がドラスティック〜

審査方法が振り切っていました。

是非、原文でお伝えしたいので以下に貼り付けますね。

採点では、バンドのパフォーマンスを見て頂き「そのバンドに魅力を感じたか」という 1 点のみについて 30 点満点での評価をお願いします。聴覚的な音楽面と視覚的な演出面の両方を総合して、また自分が観客としてもう一度そのバンドを見たいかという点も合わ せて、点数をつけて頂きたいです。本ライブはその性質上、各バンドには独自のパフォーマ ンス性を求めておりますので、多少主観が入ってしまっても構いません。

一部かってに色づけしましたが、これすごくないですか?

まず「魅力の1点のみ30点」って思い切ってますよね!そして、この方法だと主観が入ることでのデメリットを理解した上で、「多少主観が入ってしまっても構いません」と明記されているのもすごいです。

「聴覚」「視覚」までしっかりと分けて明記してあるので、もういうことないですよね。


大学1年生からここまでサークルライブのことを考え抜けるサークル員が揃っているって、すごく素敵なサークルだなと感じました。


まとめ〜LaVoceの春ライブに行こう〜

ここまで、べらぼうに褒めちぎりましたけど、これは必ずしも今の1年生〜4年生がすごいってわけではないと思います。

いや、実際に1年生〜4年生もすごいのですが、彼ら・彼女らだけの力ではないと思うんです。

恐らくですが、LaVoceの歴代の先輩方が・・・

  • アレンジを丁寧に作り込む人たちだったのでしょう
  • ステージパフォーマンスにこだわる人たちだったのでしょう
  • バンド衣装をはじめとする視覚情報までこだわる人たちだったのでしょう
  • 審査要項をしっかりと考え、書き、読む人たちだったのでしょう

代々すてきな文化が受け継がれているサークルなんじゃないかなと感じました。

さて、そんなLaVoceさんの春ライブの情報は以下のメディアから確認できます!

HP:https://www.lavoce.jp/spring2019/index.html

都内でアカペラサークルをお探し中の学生の皆さんは、是非足を運んでみてはいかがでしょうか?


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