こういう風に歌ってみ!
それはこういう風に歌わないと!
こんな言葉を多用するあなたは要注意!
フィードバックが下手な証拠です!
どうも!
突然ですがフィードバックの上手い下手って考えたことありますか?
ちなみに僕は下記のように考えています。
レベル最悪:
相手の演奏を自分のものにしてしまうフィードバック。
レベル悪:
フィードバックした曲だけうまくなるようなフィードバック。
レベル普通:
他の曲でも応用が効くようなフィードバック。
レベル高:
フィードバックを受けた人が他の人にもフィードバックできるようになるフィードバック。
そのために必要に応じて「音楽理論」や「コミュニケーション」といった道具を使うイメージですね!
これだけは絶対に避けて欲しいと思っています。
自分の好みでフィードバックしてはいけないということですね!
ちなみに「好み」と「一般論」の線引きってすごく難しいと思います。
考える時のポイントとして、
「フィードバックを受けた人が同じように他の人にフィードバックできるか?」
で切り分けるのがオススメです。
あなたの好みによるフィードバックを受けたところで、あなたの好みには何の根拠もポイントもないので、フィードバックを受けた人は他の人に同じようにフィードバックするのは120%無理です。
フィードバック単価:-10000円/時(時間無駄にしたレベル)
これもあまり良くないですね!
「この曲はこう!」
と伝えたところで、その曲またはそのジャンルの曲にしか対応できませんよね!
それではあまり有意義なフィードバックとは言えません。
フィードバックされる方からしてみれば、その場ではうまくなっているように感じるので、その場では大満足ですが、長い目で見た時に「考え方を教えてもらったわけではない」ので結局応用が効かずにどこかで頭打ちになります。
フィードバック単価:150円/時(お礼にジュースぐらい渡すかレベル)
ようやく普通ですね!
相手に「考え方を伝える」のはフィードバックとして最低限やって欲しいところです。
フィードバックを受けるときは、フィードバック相手に「最低でも30分あたり10回質問する」ことを心がけてみると良いと思います。
その場のノリと勢いで適当なことを言っている人は、きっと半分も答えてくれません。
「この曲はアップテンポの曲だから低音をしっかり・・・」と言われたら「じゃあスローバラードだとどうなるんですか?」と聞き返したりすると良いでしょう。
「じゃあこの逆のときはどうなるのか系」
は、いくつか質問してみると良いと思いますよ。
フィードバック単価:1080円/時(お駄賃あげるかレベル)
フィードバックを受けた人が、同じようにフィードバックできるようになるフィードバックは最高だと思います。
①どうしてそこを指摘したのか
②どんな改善案があるのか
③なぜそれが改善案になるのか
④どの改善案がベストなのか
⑤なぜそれがベストなのか
最低でもこの5つが組み込まれていて欲しいものです。
着眼点と、改善案の探し方と、改善案の選び方がわかれば今後の練習でも自分たちでセルフバンドクリニックができるようになりますよね!
フィードバックを受けた人が、フィードバックする立場になったときも、思考のフレームワークができていれば後はひたすら音楽知識や経験値を叩き込むだけで最強になれます。
フィードバック単価:2000〜10000円/時(FBにお金払う価値があるレベル)
1時間あたり10000円とかのプロのフィードバックでも100円の価値もないフィードバックってあると思います。
逆に無料のアマチュアのフィードバックでも1時間あたり10000円以上の価値があるフィードバックってあると思います。
結局なにが良いものか考えるのはフィードバックされる人なので、僕の考えを強要する気がありませんが、「良いフィードバックが何か」はフィードバックする人もされる人も絶対に考えた方が良いと僕は思います。
その上で僕は、
①どうしてそこを指摘したのか
②どんな改善案があるのか
③なぜそれが改善案になるのか
④どの改善案がベストなのか
⑤なぜそれがベストなのか
が網羅できていないものはどんなに頑張っても良いフィードバックとは呼べないと思います(≒これが伝われば良いフィードバックです)。
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