【アカペラ】綺麗な楽譜を書いた方が良いと思える心構え。


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先日後輩の「初めての編曲」をお手伝いさせてもらい、一緒にアカペラ編曲の楽しさ楽譜をつくる楽しさを分かち合って来たのですが、その翌日に別の後輩が凄く綺麗な楽譜を作っていたんです。

それで火がついてしまいました。どうも!



「綺麗な楽譜を書いた方が良い理由」

そんなもんいくらでもあるんですよ!
「読み易い」っていうのはもちろんだし、「綺麗な楽譜で歌った方が上手くなる」っていうのにも概ね同意しますし。でもそれらの根底に1個大切なことがあると思ったので記事を書きました。


「自分の編曲を歌って頂いている」

たまにいるんですよ。
「編曲してやっている」っていうスタンスをとるアレンジャー。それは大きな間違いだと思うんですよね。その楽譜を歌ってくれる人のことを考えてみてください。自分が書いた楽譜とにらめっこして、自分が置いた音をとって、それを口から音として出してくれているんですよ。自分の書いた楽譜を練習してくれているんですよ。

「別にプロでもない学生アカペラーがアレンジした楽譜から一生懸命音をとって練習してくれる。」

これって物凄いことじゃないですか?
だから採譜ミス等は最小限に抑えたいですし、一生懸命“ベスト”な楽譜を作りたいですし、最大限読み易い楽譜・見た瞬間にわくわくするような楽譜を作りたいんです。


「なんで俺が。俺は作ってやっているんだ。」

そう言う方もいるでしょう。でもそれと同じです。

「なんで俺がこいつの楽譜歌わなきゃいけないんだ。」

歌い手にだってその楽譜を歌うか歌わないかの選択肢あるんですよ。一生懸命つくってもらった楽譜は一生懸命練習して歌って恩返ししたくなるものです。でも逆もまた然りですよね。


「自分が楽譜を書かなきゃバンドが動かない」

そんなん頼まれた本人・楽譜を書いている本人が一番よくわかっていると思うんですよ。
でもね、僕は思うんです。別に他のメンバーや頼んでくれた人だってそれは知っているんですよ。「書いてもらえなければバンドは動けない」って。これ物凄いことですよ。だってバンドの明暗を一任してもらっているわけじゃないですか。

その信頼にこたえたいものですよね。


もちろん僕も人間なんで「ちくしょう!ふざけんな!」と思う日もあります。

でもそう言う日こそ、自分の楽譜を歌ってもらえることの嬉しさや作譜を任せてもらえることへの誇らしさを感じてみてはいかがでしょうか?

楽譜の綺麗さは歌い手への愛だと僕は思います。


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