「同じ3連系だし別にかわんなくねぇ?((ホジホジ」
なんて声を良く耳にします。
が、実はシャッフルとスウィングって根本的に違います。
シャッフルはロックやブルース そして
スウィングはジャズで使われる奏法であります。
つまり「ジャズをシャッフルで演奏」ってのは聴きませんし
逆に「ロックをスウィングで演奏」ってのも聴きません。
今日はそんなロック・ブルース系の3連。
シャッフルのリズムに日本人が適している理由を書きたいと思います。
朝から汚い話で恐縮ですがよく言われているのが
「うんこばっかうんこばっか」
がシャッフルのリズムだよってなことです。
唱えていただければ分かるかと思いますが
シャッフルは中抜きのリズムなのであります。
ドドレレミミファファをストレートからシャッフルにすると
こんな感じです。
実はこのリズムは日本人に最適なリズムです。
まずロックなので正拍が重くなるのがリズムとしての特徴です。
例えばこのYellow Submarineと言う曲。
The BeatleのRingo Starrが愛したのもこのシャッフルです。
リンゴのビートって手癖で常に「ドッツタッツドッドタッツ」って跳ねていますよね!
正拍に重いバスが入ります。まるで盆踊りの太鼓のようです。
邦楽ですとOrange Rangeのビバ★ロックも
「どっつたっつどっつたっつ」と跳ねています。
この手癖のようなハネがシャッフルになるわけです。
特に沖縄はこのシャッフルが凄いです。
Orange Rangeのビバ★ロックと同じハネですよね。
きっとこの3連符まではいかない微妙なシャッフルは
沖縄のグルーヴなのです。
しかしハネるのは沖縄だけではありません。
かの有名な亀と兎も「たったたったたったたった」です。
同じく「ももたろう」も若干シャッフルした曲です。
音源だとかなりストレートになってしまっていますが
恐らく口ずさむ際にはシャッフルしてしまったほうが
口ずさみやすいのではないかと思います。
このように日本人の音楽って正拍が強いかつ
シャッフルのように跳ねる癖がもとからあるから
日本人ってシャッフル系のリズムに強いのです。
逆にシンバルを常にレガートしつつ
流れを大事にするスウィングが苦手なわけです。
本来ダルダルと言葉を繋げ気味に歌うはずの洋ジャズで
シャッフルのようにブツブツとリズムが切れてしまうのも
日本人のグルーヴ故なのです・・・。
歌っている間に無意識のうちに
シャッフルしてしまっていることってないですか?
特に跳ねる系の曲だと
思ったよりもリズムが跳ねてしまうことってあるのではないかなと思います。
そう。
こんなことも・・・。
流石にないか・・・。
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