【アカペラ】悩める上級生へ〜後輩とバンドを組んだときは〜


後輩とバンドを組んだ時は
僕が初めて後輩とちゃんと歌ったのは3年生の春が最初でした。

2年生の冬までは自分で下積みと決めて先輩と歌う中で
楽譜の作り方からバンドの作り方まで盗めるだけ盗んで
満を持してバンドを組んだわけであります。

もちろん沢山悩んで来ました
そんな中で僕が思った事を書く事でこれから先輩になる方々への
ヒントになれば
良いなと思い僭越ながら記事を書かせて頂きます。


①全部自分でやらない
まず僕が先輩として後輩とバンドを組んだ時に
気をつけているのが全部自分でやらないと言う事です。

ぶっちゃけましょうか。
後輩とバンドを組んだ時って大体の事は
経験がある先輩がやったほうが手っ取り早いですし
失敗が少なくてすみます。

では何故僕は全部自分でやらずに後輩にやらせてきたのか?

それは面倒くさかっt…

  1. 実体験を踏まえて覚えさせるため。
    先輩が一緒ならばある程度のミスはリカバリー出来るから。
  2. 満足感を感じてもらうため。
    誰しもバンドに貢献している実感を持てないと病みます。
  3. 後輩の方が出来る事だってあるから。
    たとえバンドを組んだ瞬間は自分の方が優れていても絶対に後輩が自分を喰う日が来るから。
  4. そもそも既に後輩の方が出来るから。
    人には得手不得手と言う物があってだな…。やりたがりにならずに…。

簡単に思いつくのはこの4つです。
もちろん他にもあるのですがこれだけでも全部自分でやらずに
後輩に頼るのも良いものだと思って頂けたら幸いです。


②思った事は必ず言う
中でも後輩への「フィードバック」
凄く悩むポイントなのではないでしょうか?
僕もこれはめちゃくちゃ悩みました。

歌を嫌いになって欲しく無い。
アカペラを楽しんで欲しい。
でも上手くなって欲しい。

可愛い後輩のために悩めるのですから嬉しいんですが
可愛い後輩だからこそ苦しいものです。

これは明確な正解は無いかと思いますが
僕は「嫌われる勇気」を持って言う事にしていました。
だって出来るようにならずに後々後輩が傷つくよりは
傷ついてでも出来るようになって後々幸せになって欲しいじゃないですか?

自分が嫌われる分には僕はなんとも思いません。
ちょっと悲しい気持ちにはなるかもしれませんが
それよりも後輩が一人前になって昨日出来なかった事が
出来るようになって笑っている姿を見れる喜び
が勝っているからです。

※ただし一度指摘して相手が頑張って練習している様子が見えたら
出来るようになるまでは言わずに見守る事も忘れては行けないと僕は思います。


③共に育つ
しかし「フィードバック」の際の態度には注意を払いたいものです。

僕は「育てる」とか「教える」って言葉が大嫌いです。
この言葉には潜在的に「俺は後輩より優れている」と言う態度が
垣間見えるから
です。

僕は後輩とバンドを組んだ時は
共に成長して行くべきだと思っております。

自分が教える事もあれば自分が教わることもあるのです。

とは言え全うな後輩ならばなかなか先輩に意見って言いづらいものです。
なのでこれは人によってやり方はまちまちですが、
後輩が物怖じせずに先輩に意見を言えるようにするのが大事かなと思います。

僕は一緒にご飯に行って人間としての距離を縮めたり
僕から自分のミスを指摘して後輩も指摘しやすくしたりしてました。
ちなみに2個下の後輩達とバンドを組んだ時に
彼・彼女等が僕に噛み付いてくれた時は凄く嬉しかったです!

しっかりと自分の考えを持って
僕の考えが違うと思ったらそれを言ってくれたからです。
そうする事で僕の音楽の幅も広がりますし僕も学べます。

その後輩がくれた意見に納得がいかない時は
意見交換をする事でお互いに新しい視点で音楽できるようになる
じゃないですか?

まさに共に成長なのです!


④マヌケは怒ってミスは自首
僕は「フィードバック」の際には大きく
2種類のフィードバックを使い分けていました。

遅刻や楽譜忘れ等の明らかに気の抜けたミスは
めちゃくちゃ怒る
ようにしていました。
音をとって来ないとか練習に遅刻するとか
まあ1回2回なら誰しもあるのですが毎回になると
流石にそれは大問題です。

逆に音を外してしまったとか拍が飛んでしまったとか
いつもと違った表現を入れようとして失敗してしまったとか
「ナイストライ」なミスは絶対に自首制度にしてました。

ミスを責めても仕方が無いですし
フィードバックするも何もミスに対して何か言われたって
嫌な思いするだけじゃないですか?

なのでミスは自首する文化を作ってました。
「今のだれだ?ニヤニヤ」とすることで「すんません!俺です!」って
言ってもらうのが目的でした。

そうすることでミスの自覚があるのか無いのか
そもそも自信があるのか無いのかまで分かるので
僕は自首の文化が割と好きです。


⑤兎に角褒める!
僕も先輩と歌って来た身なので思うことがあります。

後輩の立場のときって自分がやっていることが正しいのか分からない時が一番怖い。

だから僕は良くなったら絶対に褒めます
そもそもよく出来ているところは鬼のように褒めまくります。

人は自分のことを認めてもらえるとその認めてもらった事を好きになります。
だから足の速い子供はどんどん足が速くなるのです。
「○○君はかけっこ早いね!」って言われたら嬉しいじゃないですか?

逆にかけ算が苦手な子供でも
「○○ちゃんかけ算出来るようになったね!」って言ってもらえれば
もっと頑張ってもっと出来るようになりたいと思うものです。

思った事を伝えるのは大事です。
でも何故か先輩として後輩とバンドを組むと「教える立場」と錯覚し
何故か後輩の悪いところばっか見ようとする人が多い
です。

まずは「教える」ではなく「教わる」と言う意識を持つ事が大事です。
そしてその上で「後輩のGood」を見て学ぶのが大切です。
それで「Good」から学ぶ時は黙って学ぶのではなくしっかりと伝えましょう!

それが彼/彼女にとっての大きな自信にも繋がります!


まとめ
まあグダグダと書いて来ましたが一言で言うと「うじうじ悩むなよ!」です。

「悩む」ってことは後輩の事が好きだから悩んでいるんだと思います。
好きな後輩のために悩めるって凄く幸せなことじゃないですか?
だったらしかめっ面して悩んでいないで笑顔で楽しもうぜって言うのが落としどころです。笑

笑顔は人を安心させます。
空気を和ませます。

幸せな時や楽しい時にするのはしかめっ面ではなく笑顔です!
たぶん後輩と関わると大事な後輩であれば大事な後輩であるほど
悩むと思うのですがそれも全部幸せな悩み事です!

悩んだ時こそ「ああ自分幸せだな」と思って
笑顔で接するようにしていると自然とコミュニケーションも
後輩との関係も上手く行くようになりバンドも活気づくと僕は勝手に思っております!


最後まで読んでいただきありがとうございます。もしこの記事を気に入って頂けたようであればシェアをお願い致します。非常に励みになります。


コメントを残す