誤解を恐れずに言いますよ!
僕はアマチュアのバンドに2000円払うぐらいだったらそれに1000円プラスしてプロのバンドのライブに行きたいです。
最近のアマチュアバンドは上手いところも多いので、
「その辺のプロより上手い!」
なんて言われているバンドさんもいますが、結局プロってすごいんですよ。たとえ技術ではその辺のアマチュアバンドと似たり寄ったりだったとしても、魅せ方だったり、編曲だったり、どこかしらプロとしてやっていけている所以となるアマチュアには絶対に敵わない魅力があるんですよね!
だから僕はプロかアマチュアだったら99%プロの演奏を聴きに行きます。
でもそんな僕でもどうしてもアマチュアのバンドの演奏を聴きに行きたいって思うことがあるんです。
今日はそれがどんな時か記事を書きたいと思います。
さて。
皆さんは「甲子園」ってご存知ですか?
高校球児の夢の舞台ですね。
じゃあ
なんで日本のお茶の間は素人集団の試合である甲子園に釘付けになると思いますか?
彼らは当然プロの選手に比べて技術も劣りますし、プレイの迫力にも欠けます。中には数人ほどプロでも活躍できる選手もいますが、全体でみると所詮はアマチュアです。
それでも日本のお茶の間は高校野球に夢中になります。
手に汗を握って、自分の出身校の後輩でもない、全く知らない高校生を応援します。
それはなぜか?
彼らが本気だからですよね!
僕は
「卒業ライブ」
が大好きなんです。
4年生が最後となる「冬ライブ(サークルによっては夏ライブ)」が大好きなんです。
彼らがサークルやバンドで積み重ねきた本気の想いがこもってるんですよね。
この一瞬の輝きが好きだから僕は、例え演奏が荒削りのアマチュアの演奏でも、心が動かされるんだと思います。
どれだけ音をハモらせても、どれだけ完璧なテンポで歌っても、どれだけグルーヴしていても、やっぱりそこに心がなかったら人は感動しないんですよね。
ガムチャラな素人の演奏には完璧に研ぎ澄まされたプロの演奏とはまた違った魅力があると思うんですよ。
バンドクリニックの時には僕も技術的なことしか言いません。
それは僕がコーチとして呼ばれているからでコーチの仕事は技術指導だからです。
それじゃあ、高校野球で9回裏2アウトでバッターボックスに立つ打者にコーチはなんて言うと思いますか?
「後悔しないように振ってこい!」
なんですよ。
そこで技術的な指導するコーチっていないんですよね。
それと同じです。
普段技術的なことばかり言っていますが、僕はアマチュアの演奏で一番大事なのは気持ちだと思っています。
難しいことを考えるのはステージに乗るまでで良いんです。
一度ステージに乗ったら難しいことは考えず泥臭くても良いので一生懸命歌うことが大切だと僕は思います!
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