先日大学を卒業してきました。
これからもアカペラは続けたいのでこれからは社会人として歌って行くことになります。幸い2年前に大好きだった先輩達が大学を後にし、卒業した先輩達と歌って行く中で先輩の背中を見る事で社会人としてアカペラを続けて行く術は学んでおります。
強靭な体力と折れる事の無いアカペラモチベを持ってこれからも歌いたいなと思っております。
話が変わりますが、先日学生としては最後になるであろうバンド練をしてきました。その際に後輩が別れを惜しんでくれて本当に嬉しかったので今日の記事を書く事にしました。
2年前先輩が卒業してしまう時に僕は「これからもこのバンドで歌えるのかな?」と不安にかられておりました。歌いたいと言う思いが強い一方で、先輩は大学を後にするわけで今までのように集まれなくなるなと勘付いて居たからです。
「次の練習がいつになるかわからない」
学生バンドとしての最後の練習を終えた時にはそんな不安を抱えておりました。
しかしいざ自分が卒業する立場になると意外にも同じような不安があったりします。仕事と趣味はどれぐらい両立できるのか?」「一緒に歌う仲間はどれぐらい自分のわがままに付き合ってくれるのか?」「歌う頻度が落ちる事で歌えなくなりはしないだろうか?」
環境が変わる時には総じて「これからもこのバンドで歌えるのかな?」と言う不安があります。そしてそういった不安にかられる度に「もったいなさ」を感じずには居られません。
大学を卒業してサークルを離れて歌うことで気付けたことが1つあります。
それはサークルライブやサークルコンサートに捕らわれてしまう事でバンドが止まってしまったり、歌うことがつまらなくなってしまう事のもったいなさです。
社会人バンドになる事で学生バンドにあったような目標が無くなります。
ある種みんなで集まって練習することが1つの目標になると言っても過言ではありません。当然時間も合わなくなり、メンバー間の事情が大きく異なり始めるため、メンバー全員が自分の生活を少しずつ犠牲にしなければ練習出来なくなります。
そしてそうやって集まれる事に感謝をおぼえるようになりました。
疲れきっており練習に行きたく無い日もありました。サークルライブのオーディションの直後の深夜練、サークルコンサートのリハーサル前夜の深夜練。行きの電車では「行きたくねえ!」と唱え続けた事もありました。それでもメンバー全員で集まって歌っていると、帰る時には「楽しかった!また1日頑張ろう!」「次はいつだろう!早く次の練習したいな!」と前向きな気持ちでいる自分が居ました。
限られた時間の中で皆で時間を合わせて集まって歌える事って凄く幸せな事です。凄く辛いけれども凄く楽しい事でもあります。目の前に定期的に目標があることで、歌える事自体への感謝を忘れていたような気がします。
※あの時の練習寝坊したり遅刻しなきゃ良かったと死ぬほど後悔しておりますが覆水盆に返らず。これからはバンド練をもっと大事にしたいなと思います…。
僕が所属しているBerkanoと言うバンドは、先輩方が働き始め社会人バンドになってからは、人前で歌を披露する機会が年に2〜3回程になりました。人前で歌を披露出来る機会が年に2回しか無かったにも関わらず足を止める事無く活動出来たのは、もちろんバンドのリーダーだった先輩のおかげでもありますが、メンバー1人1人がバンドで集まって歌う事を大切に出来たから何じゃないかなと思います。
ライブやサークルコンサート等の定期的な目標があるとモチベーションの維持が楽になります。そう言った外的な刺激が無くなった時には本当にバンドや歌が好きでないと歌い続ける事って困難であるように感じます。
今度は僕が卒業する番になり、Berkano以外のバンドも社会人バンドになろうとしています。そんな時に1年間一緒に歌って来たバンドの仲間が「これからも歌いましょうね!」と言ってくれた事が何より嬉しかったです。
だからもし。
今うまく思うように結果がついて来なくて辛いバンドがあったら。皆で集まれる事に皆でこうやって歌える事に感謝してみてください。皆がそれぞれ自分の時間を割いて集まって歌える事って思っている以上に素晴らしい事ですよ!
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