これだけバンドメンバーとの関わり方について記事を書き続けて来ましたが
どれだけ仲の良い親友でも
どれだけ歌って来た仲間でも
いっそ自分の両親でも
僕は一定の距離を保ち続けるべきだと思っております。
それと言うのも
同じタイミングで産まれ同じ親の元で育った双子の兄弟ですら
全く違う個性と考え方を持った全く違う人間に育つように
自分と同じ考え方の人間なんて1人たりとも居ないからです。
皆、考え方が違うのに、
無理に正解・不正解をつけてしまって
どちらか片方の意見を握りつぶしてしまうのは
非常に勿体ないし危険だと思うのです。
僕は正義と悪にバッサリ二分してしまうのは幼稚園までだと思っています。
毎週日曜にの朝にやっている
○○戦隊△△レンジャーでは悪の秘密結社と正義の戦隊が戦い
悪をバッサリと切り倒して行きます。
しかし大人になった今考えてみてください。
悪の組織は何故地球を征服しようとしているのか?
悪の組織は何故度々街を襲っているのか?
もしかしたら悪の秘密結社にも正当な理由があるかもしれない。
少なくとも悪の秘密結社が主人公のストーリーを書くと
正義のヒーローは敵キャラになるわけです。
もちろん議論することは大切です。
そして議論の末、相手の考え方に納得したのならば、
自身の考えを素直に改めることも大切です。
しかし無理に納得する必要は無いです。
相手を説得するのは違います。
人それぞれ違った価値観があります。
当然どんなに仲の良い友人でも
自分と合うところ合わないところは絶対に存在します。
全てが同じ必要なんて無いんです。
だから議論の末に自分と相手の考えがマッチしない時は
「そういう考え方もあるんだな。覚えておこう。」と、
ポジティブに捉えて自身のインプットにしてしまえば良いのです。
そこで相手を無下に否定することに何の価値もありません。
無宗教の日本では無縁な話しかも知れませんが
アメリカではキリスト教信者とイスラーム教信者が
肩を組み合って酒を飲み交わしたりしております。
全く違う信仰をしていても喧嘩にはなりません。
何故か?
彼らが多様性を認めた上で
そこでどちらの宗教が優れているか議論することが
如何に無益か知っているからです。
相容れない場所に触れないのは
逃げではなくコミュニケーションの上手さでもあると思うのです。
全てにおいて考え方が一緒の人なんて居ません。
お互いに議論の末に見解の相違を感じた際には
無下に相手を否定せず「そういう考え方もありだな!」と
ポジティブな距離の取り方をしましょう!
そこの差分を0にするような
距離の縮め方はかえって争いを招きかねないと僕は思います。
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