【アカペラ】無茶ぶりを喰らったら”ヤッタ”と言おう!


逆に啓発されました
忘れもしません。
昨年の夏休みの事です。

とあるバンドで夏のサークルライブへの出演を逃し
冬のサークルライブで雪辱を晴らすために新曲に取り組んでいた際にリードとベースが行方不明になり(ゼミの合宿等で関東を離れてしまい)、コーラスの後輩3人とボイスパーカショニストの僕1人で気が狂ったように毎日コーラス練だけを繰り返していました。

そんなとき後輩3人から学んだ事を今日は記事にしたいと思います!



コーラス練の基礎!完全5度!
スクリーンショット 2015-10-21 23.59.34

これは曲のイントロ部分なのですが、
ひたすらここだけを繰り返し歌う練習から入りました。

それでですね。
まあどんなプロにバンドクリニックを頼んでもまず言われる「完全5度」を徹底したんです。具体的に言うと最初の音で敢えてミ♭(ごめんなさい・・・これCminorの楽譜です)以外の音は与えずにひたすらセカンドとサードの2人だけでハモらせました。

この時完全5度がなる前から入って来たトップの後輩に僕怒ったんですよね!
理不尽極まり無いのですが!笑

「和音合わせしてるのに完全5度が鳴る前に3度が入ったらダメ!完全5度が鳴ったと判断してから入って!」

ってね。笑
結局その子が入れるようになるまでに1時間以上かかったのですが、驚くべき事にそのトップの子

「入るな!」

って怒られた時に凄く嬉しそうに

「5度ですね!分かりました!ありがとうございます!」

って言ったんですよ。
あまりに衝撃だったので本人は忘れているかもしれませんが僕は未だに覚えています。


1時間以上ミ♭とシ♭を出し続けた男達
そして5度でハモり続けた2人もまた被害者です。笑

ミ♭とシ♭で完全5度が綺麗になるまで1時間以上も無限に最初の全音符をハモらされ続けたのですから。

「まずはどっちかオクターブ変えてハミングして!」

「その音低いよー!」

「違うよー!」

「それ5度じゃないよー!」

「もはや1回ユニゾンしてみる?」

「そのユニゾン低いよー!」

多分これ1時間続いたら相当うざいと思うんですよ。笑
僕が同じことされたらたぶん途中で泣きながら家路についています。笑

それでもこの男達、

「やり直し!」

って言われる度に

「やったー!」
「あざます!」

って喜ぶんですよ。
まあ正気の沙汰じゃないと思いましたね。
同じ音出し続けて遂に夏の暑さと合わせて気がおかしくなったかと思いました。


とりあえずまずは聴こう!
僕は後輩達から「言われた事はまず聴いてみる姿勢」の大切さを再認識させられました。

「うるせえこの糞眼鏡!」

「こんなうーうー言い続けるためにアカペラやってんじゃねーんだよ!」

「帰れ!この糞出っ歯!」

等々。
僕に口答えすると言う選択肢も当然あったかと思います。

完全5度(正確には4度)と言っても、
OKかNGかは基本僕の主観に委ねられているわけです。

どれだけハモっていても僕がNOと言えばNO。
これは至極理不尽な環境です。だって僕が嫌いな音量バランスでハモってもNGしか出ないのですから(そもそも音量バランスが悪かったらハモらない説もありますが)。

何か言われた時にはまずは「ありがとうございます!」と言う。
そして即実践することの大切さを再認識した瞬間でした。

そしてこれって別にアカペラに限った事では無いなと。
私は今新卒1年目のペーペーでございます。ピカチュウで言うと「でんじは」を覚えるか否かぐらいのレベルです。今日も会社で怒られたらまずは「ありがとうございます!」を徹底したいと思います。


5度の練習の成果物


最後まで読んでいただきありがとうございます。もしこの記事を気に入って頂けたようであればシェアをお願い致します。非常に励みになります。


コメントを残す