就活生の皆さんはご存知の方も多いのではないでしょうか?
デボノ博士の6色ハットとは行動を起こす際に「偏見」や「その場の流れ」などの心を惑わす要因に捕われずに、正しく正解を導く上での一種の「道具」のようなものです。
僕は大学3年生の冬にインターンシップをした際にこの言葉をしり、以来ずっと「この6色ハットって6人バンドの練習に応用すれば最強なんじゃね?」と思って来たわけですが、時が満ちました。
2年ほどいつか書こうと思いつつ先回しにしてきた記事を書きたいと思います。
先述した通り6色ハットとは外的要因に心を惑わされずに行動指針を決める上で非常に有効な「道具」です。
とは言ってもこれは目に見える道具ではありません。
何か物事を考える際に以下の色の帽子を被ったつもりになって考えることで、
普段の自分とは違った思考が出来るようになり、気付けていなかった視点に気付くことでより良い答えを導くことが出来るようになる便利な「思考法(道具)」なのです。
帽子の色は全部で6色。
以下の色の帽子を被った時はそれに従って物事を考えるようにします。
- 赤・・・この人の事好きだからこの人の楽譜好き!
- 青・・・カッコいいから良いって考えたけどその考え方ってどうなんだろう?
- 緑・・・来た!俺天才!このアイディア最強!俺最強!
- 黄・・・いいじゃん!いいじゃん!やろうよ!それいいじゃん!
- 黒・・・全然ダメ!無理!ありえない!
- 白・・・それが良いって思ってるのは自分たちだけかもしれない…。
ってな感じになるわけですが、
これが何故6人バンドに最適かと言うとちょうど6色あるからです。笑
ちょう安直ですね←
ただ実際に6色ハット思考法を用いて行動すると良いことだらけなので、それぞれの色を被った時にどういったことが起こりうるのか一番大事なあの色を1つだけピックアップして書いてみたいと思います。
【登場人物】
色・・・その色をかぶった人
メ・・・バンドメンバー
どんなハットよりも一番大切と言っても過言ではない黒色ハットです。
この色の帽子を被った人は「否定的」になります。
否定的と言うと聴こえが悪いですね。
正しい日本語を使うならば「懐疑的」になります。
メ1「楽譜つくってきたよ!」
メ2「うおー!ここの2拍3連かっこいい!」
メ3「最高だね!Pentaっぽい!」
メ4「VoicePlayもやってるよ!」
メ5「2番でいきなり変わるのいいね!」
黒ハ「ちょっとまった!!!」
黒ハ「なんでその2拍3連がカッコいいの?」
黒ハ「変わるのがいいなら別に2拍3連である必要なくない?」
メ1「変化があると飽きないからだよ!」
黒ハ「飽きるのって曲のせいなのかな?もしかしたら演奏技術かもよ?」
黒ハ「シンプルな曲でも格好良くて飽きない演奏は沢山あるよ。」
黒ハ「何故演奏ではなく楽譜で飽きさせないようにしたの?」
メ1「でもプロだってやってるし・・・。」
黒ハ「PentaやVoicePlayがやってるなら他の人もやってないかな?」
黒ハ「皆やってたらお客さんは飽きないかな?」
ってな感じで懐疑的に
今の意見が本当にベストなのか疑うことで物事の本質に近づく手助けをします。
6人全員が何の疑いもせずに「良い!」って言ってしまうのって危険ですよね!
どんな意見にも長所と短所があります!
なのでしっかりと短所にも目を向けることでリカバリも出来ますし何より短所を理解した上での長所の魅せ方が出来るようになります!
これはたまたま黒の例でしたが他の色のハットでも同じことが言えます。
メンバー全員が「いいじゃん」と言っている時はその場には黄色帽子の人間しかいないわけですから、当然誰かが意図して黒色帽子の役割を果たさないと固定観念・偏見・その場の空気などに左右されてしまっている可能性もおおいにあるわけです。
逆に感情論で議論が進んでいるときはもしかすると赤色帽子の人間しか居ないのかも知れません。
そんな時に黒色帽子の人間や青色帽子の人間、そして白色帽子の人間が必要不可欠になります。
青「感情論で決めてしまって良いのかな?僕は○○(考え方)に従って考えるのが良いと思うんだけどどうかな?」
白「1回今の皆の気持ちは置いておいて実際の状況を整理して確認してみない?」
などなど。
これらの帽子ってどれか1個でも欠けてしまうと考え方が偏ってしまいます。
なので6人で手分けしてそれぞれがどの帽子の役割を果たすのか決めておくと、常に周囲の状況や自分たちの心情に左右されない有意義なバンド練習が出来るかもしれません!
またこれは1人でも使える思考法です。
自分ひとりでも色んな帽子を被りながら1つのことについて考えることで、よりフラットかつ優れた結論にたどり着くことが出来ます。
我々は無意識のうちに特定の帽子を被りがちなので、
是非1人で考える時も色んな色の帽子を意図して被り変えながら考えてみてはいかがでしょうか?
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