【サークル】尊敬出来る後輩・目標にしている後輩っていますか?【自己啓発】


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「後輩→先輩」の一方通行はおかしい!
参考:「尊敬出来る先輩が居ない」について。

以前こんな記事を書きました。
ブログを初めて間もない頃の記事ですね!今年の4月に書いた記事になります。

この記事でも書いたように僕は「尊敬」のベクトルが「後輩から先輩」の一方通行になってしまっている時に一種の憤りや悲しみのような物を感じます。「後輩」と「先輩」と言うと学生に限定した物に聴こえてしまいますが社会に出ても同じです。「尊敬」のベクトルは必ずしも「部下から上司」の一方通行である必要は無いと思うのです。



後輩が教えてくれる事だってある!
参考:後輩から教わること。

これは更に昔今年の3月の記事になります。
この記事には書いておりませんが、後輩と接して行く中で「理想の後輩像」を学ぶ事も出来ます。

僕等は生まれながらにして父や母を代表とし年長者を見て学び育ちます。
だから「カッコいい年長さん」「カッコいい6年生」「カッコいい部活の先輩」「カッコいいサークルの先輩」「カッコいい社会人」「カッコいい上司」に憧れて成長するわけです。誰しもどこかしらで「格好良く」なるとして「理想の自分」を追い求めて生きているわけです。

しかしこれでは世界の半分しか見えていません。
年長者や目上の人間を「カッコいい」対象として学ぶのは大切な事ですが、年少者や後輩・部下だって「カッコいい」対象であることを忘れてはなりません。


僕が尊敬するへんだ君(仮名)
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僕は尊敬している後輩が沢山いるのですが、最近は特に「へんだ君(仮名)」と言うアカペラサークルの後輩を尊敬しています。彼は僕にとっての一種の「理想の後輩像」なのであります。

僕はアカペラサークルに入って以来沢山の「カッコいい先輩」のお世話になってきました。中でもBerkanoと言うバンドの先輩に憧れて、そこでお世話になった先輩達のような先輩になりたいと思って努力してきました。

しかし僕もサークル最高学年になり後輩達と沢山歌うようになって思ったのです。

「俺って先輩から見た時にどんな後輩なんだろう?」

そんな時に最近勢力的に活動している「さざなみ」と言うバンドの後輩達の顔が脳裏に浮かびました。彼らは常に「一生懸命」で「素直」な後輩なのです。その中でも特に「へんだ君」の後輩としてのあり方が僕にとって「理想の後輩像」だったのでここで紹介させていただきます。


1.最善の努力をし相談する
へんだ君は努力の天才です。
努力の天才と言いますと「ひたすら自分1人で努力をし続ける」と言う印象がありますが彼は違います。彼は自分1人でとことん努力した後に、どうしても出来ない箇所を先輩に素直に相談するのです。

彼はお世辞にも音とりが早いとは言えません。
それでも練習までに絶対にどうにか音を完璧にしようと最善の努力をしてくれます。例えば同期のメンバーと2人で事前に練習をしてきたり、練習日の前に余裕をもって先輩に相談したりしています。

自分1人でやっても上手く行かないときは格好をつけずに素直に相談するのです。これってめちゃくちゃカッコいいです。

いっけん「責任放棄」や「自分で頑張る事を怠けている」ように見えますが相談をするのも大事なことです。事前に相談してもらうことで来るバンドの練習を円滑すすめることが出来るようになりますし、必要ならばバンド練の日までのフォローアップが出来るようになります。何より僕は「できない」ことを「できない」と認めて素直に人に相談するその勇気を讃えます。

またへんだ君は必ず「これこれこうやってみたのですが、どうしてもこれが出来ません。」と、そこに至までのプロセスも事前にきちんと話してくれるのでお互いに気持ちよく話し合う事ができます。


2.相談したからには完成させてくる
再びへんだ君は努力の天才です。
彼は「最善の努力」をしつくした上で「相談」をします。そして相談をしたからには絶対に更にもう一歩努力してやってきます。出来ないなりに相談して教えてもらった事を全力でやってくるのです。教えてもらったからには出来るようになって帰ってくる、彼はただ相談するだけではなくそこからもう一踏ん張りしてくる努力の天才なのです。

そして彼は相談した後に出来るようになるまで全力で努力してくるので教えている側としても非常に気持ちが良いです。彼は人を頼る天才であり、努力をする天才でもあるのです。

「出来ない事を出来ないと認め素直に相談する勇気」そして「教えてもらった事を自分のものにする努力」は本当にカッコいいです。


3.相談をその場で終わらせない
彼は相談してその場で「はい!終わり!」とはならないのです。
相談して教えてもらった事をより高い純度で家に持って帰って自主練習にいかす努力をします。その1つとして僕が感動した取り組みを紹介させてください。

以前僕のアレンジで彼に「風の音」を出してもらう演出をしたことがありました。彼も2人目のボイスパーカッションとして演奏をしたわけです。しかしへんだ君はリード・コーラスを中心に練習してきたのでもちろんボイスパーカッションは初めてでした。そこで彼は僕に風の音の出し方の教えを乞うてきたのです。

その時彼は「先輩の演奏の映像をとらせてください」と僕が風の音を演奏している際の口元の動画を撮影して持ち帰って行きました。自分で研究してより僕の楽譜が理想としている音に近い音を再現しようと研究するためです。僕の口の形を何回も見て観察し、自分の出している風の音と比べトライ&エラーを繰り返しその次のバンド練習までに風の音を完璧に仕上げて来たのです。

クレッシェンドやデクレッシェンドそして風の音程も完璧に。
頭が上がりませんでした。出来ない事は悪い事じゃないです。出来るようになれば良いのです。しかしへんだ君は出来るようになるための努力のプロセスが圧倒的に他者を凌駕しているのです。


まとめ
へんだ君から僕が学んだ事。
それは「まずは自分でひた向きに努力すること」そして「出来ない事は素直に出来ないと認め相談すること」その上で「教えてもらった事を自分のものにするための努力をすること」さらにその努力をする上で「教授をその場で終わりにしない努力もすること」です。

「ここまでやるか!」

と言うところまでやりこむ姿勢。それが僕が後輩であるへんだ君から学んだ事です。僕も来年から社会人、後輩になるわけです。大学生活最後の年に彼のような後輩に出会えた事が幸せですし、僕も来年からそんな「努力の天才」である後輩になりたいなと思いました。


おまけ
そんなへんだ君がプロデューサーをつとめるサークルライブが今月末にあります!
是非お越し下さい!

参考:アカペラシンガーズK.O.E. Winter Concert Journey


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