【アカペラ】メトロノームを使った練習について思うこと〜電子メトロノームが害悪?〜


メトロノームを使った練習

皆さんは練習中にメトロノームを使ったことはありますか?

なかったら使ってください。
特に16分休符が入り乱れる曲なんかには有効です。

テンポを60ぐらいまで落として、
16分でメトロノームを鳴らして拍をはめる練習をしてみると意外と自分たちがリズム音痴であることに気づけます。

どうも!

大学1年生の時は毎日電子メトロノームの音を聴いていました、リズム音痴です。

今日はそんなメトロノームの元彼氏の僕が、メトロノームと1年間寝食を共にしたからこそ思う「メトロノームを使った練習への持論」を展開したいと思います。


メリット:拍ハメの確認に有効
テンポを60ぐらいまで落とし、16分で音を鳴らしてください。

「たかつかたかつかたかつかたかつか」

と16分音符を可視化して1個ずつ音をはめていくことで拍飛びリズム音痴が強制されます。

TRY-TONEさんの「しあわせもあこがれも」とか歌う時はぜひやってみてください。

あの曲のサビをしっかり歌い切るのがいかに難しいかわかっていただけると思います。

※ってぐらいには効果あります。


注意点:電子メトロノームはリズム感を破壊する
注意点です。

特に

電子メトロノームはリズム感を破壊します。

参考:【アカペラ】”前ノリ”と”後ろノリ”と”地球の重力”の相関性のお話

拍というのは均等に分けられたものではありません。

なので、メトロノーム通りに歌えるからリズム感があるというわけでは無いのです(先ほどの拍はめの話と矛盾しますが)

なのに電気信号だけを見ながら一定の間隔で演奏してしまうと、グルーヴのない無機質な演奏になってしまいます。

それを狙っているのならば話は別ですが、多くの場合はそんなことしたくないはずです。

メトロノームを使うのであれば、少し値は張りますが、振り子のメトロノームを使うことを強くお勧めします。

あの棒の加減速が拍が常に一定でないことを感じさせてくれる良い動きなのです。


注意点:曲を選んで使おうぜ
以前バンドクリニックの際に、スウィング系の曲に対してガッツリメトロノームを鳴らして練習しているバンドがいてびっくりしました。

DTMとかならハマるのかもしれません、、、

が!

少なくとも僕はメトロノームにどんぴしゃりで拍がハマるスウィングは聴いたことがないですよ!

むしろいい塩梅で拍を揺らすのがスウィングの醍醐味の1つじゃないですか!それを均等で歌おうとしたら本来その曲が持つ良さが消失します!

ってな感じで、本当にメトロノームを使った練習が必要な曲なのかを考えてから使うことを強くオススメします。

ちなみにアップテンポスウィングはフラットでリズムを取るのが鉄則です。プロでもドヤ顔で揺らそうとして曲が大破しているバンドが居ますが、皆さんは気をつけましょう!

参考:【アカペラ】元ドラマーがオススメする16分のスウィングの歌い方!


まとめ
メトロノーム君は時と場合によってはあなたの強い味方として君臨します!

が!

使うタイミングを間違えてしまうとリズム感を破壊していくもろ刃の剣でもあります!

  • 必ずしも拍は電子信号のように均等ではない
  • メトロノームがはまらない曲もある

このことを理解した上で、細かいリズムの拍ハメのツールや休符を感じるためのツールとして使うと最高の相棒になってくれると思います!


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