【アカペラ】意見を交わす時に気をつけたい2つの事


こんな会話 -身に覚えないですか?-
かめさん「ぞうさん今のフィルイン嫌だ!なんか違う!」
ぞうさん「は?お前ドラムのことわかんねーだろ!黙れ!」
かめさん「でもなんか違う!」
ぞうさん「なんかって何だよ!言うならちゃんと言えよ!」
かめさん「いやでも俺パーカスじゃないし…。」


ぶたさん「うしさんその音ちがーう!」
うしさん「え?低い?高い?」
ぶたさん「低いに決まってんじゃん!」
うしさん「ごめん…。」
ぶたさん「もっと高め!違う!全然違う!」
うしさん「…。」


禿鷹さん「92小節目の和音なんだけど…」
孔雀さん「いや!そこはそれが良い!」
禿鷹さん「こうした方がもっと盛り上がりが出るんじゃ…」
孔雀さん「いや!でもそこはこれがよい!」
禿鷹さん「じゃあ逆に88小節目を…」
孔雀さん「NO!音楽経験無い奴は俺の言う事聴いてろ!」


社畜さん「先輩ここの和音はァ…」
鬼畜さん「は?うるせえよ!大人しく先輩の言う事聴いてろ!」
社畜さん(年寄りは頭固いぜ…。)
鬼畜さん(これだから経験値の低い若造は…。)

こんなバンド練は嫌だ!

どうも!僕です!

皆さんは議論はお好きですか?
僕は大好きです!でも上であげた例はちっとも議論ではありません。これでは議論とは呼べません。では何が議論なのか?そもそもバンド練中の理想のコミュニケーションって何か?今日はそんな記事を書いてみたいと思います。



1.まずは落ち着け!議論は勝ち負けじゃない!
メンバーと意見が食い違ったときはヒートアップする気持ちも分かりますがまずは深呼吸をしてください。

議論と言うのは喧嘩ではありません。
議論には勝ち負けは存在しません。

意見がぶつかると言うのはチャンスです。
相手と意見がぶつかるときはお互い自分には無かった価値観やアイディアに直面したときです。相手の言う事も一理あると捉えて参考にしてみてください。ここで無下に相手の意見を否定するのではなく、相手が何故その意見に至ったのかその思考のプロセスを聴く事が大切です。

そして必ず!

そのプロセスを聴いた上で、自分がどういうプロセスを辿ってその考えに至ったのか順を追って話してみてください。そうすることで自分には無かった新しい価値観や考え方と向き合う事が出来ます。そしてそれはまたとない成長の機会になります。


2.「でも!」は禁止
誰だって自分の意見を否定されて気持ちが良い人は居ません。
なのでコミュニケーションから「でも」と「だって」を廃絶しましょう。

何か意見を述べた際に速攻で「でも」と切り返されて気持ちが良い人は居ません。

女の子「今日の空綺麗じゃない?」
男の子「でもさぁ〜」

女の子「今日楽しかったね♪」
男の子「でもさぁ〜」

女の子「○○君このシャツ似合いそう♥︎」
男の子「でもさぁ〜」

女の子「○○君なんでいつも遅刻してくるの?ぷんぷん。」
男の子「だってぇ〜」

目の前のメンバーは新垣結衣だ!

新垣結衣とデートしているつもりで返事をしてみてください。
恐らく真っ先に「でもさぁ〜」なんて言葉は出て来ないと思います。


こうやって話そう!
かめさん「ぞうさん今のフィルイン良いね!
ぞうさん「ありがとう!○○を真似してみたんだよね!」
かめさん「なるほどね!ぞうさん流石だわ!じゃあ逆に△△っぽく打ってみるとどうなるの?
ぞうさん「それやってみたことなかったわ!次やってみるね!
かめさん「お!じゃあさっそくそこ歌おうぜ!」
※のっけから否定するのではなくまずは相手の良かった点を褒めてから”提案”をするようにしてみましょう!メンバー間にもメンバーの意見にも本来は優劣なんてないはずです。否定するだけ否定して代替案を出さないのもどうかと思います。「指摘する」のではなくあくまで「提案する」スタンスが大切です。


ぶたさん「今のところ綺麗にハモらなかったね。もう一回やってみても良い?
うしさん「私が低かったかも!ごめん!
ぶたさん「うんん!大丈夫だよ!1回みんなで音確認してみようか!
うしさん「ありがとう!
ぶたさん「もう少し気持ち高めにしたらもっと良くなると思うよ!」
うしさん「ありがとう!頑張るね!
※誰かが失敗してしまった時にその人1人のせいにせずにまずは自分を疑ってみてください。そして必ず「皆で良くして行く」と言う意識を持つようにしましょう。また自分に心当たりがある人は開き直ったり隠したり変に落ち込んだりせず素直に「ごめん!」と「ありがとう!」と言うようにしましょう!


禿鷹さん「92小節目の和音なんだけど…」
孔雀さん「ここか!」
禿鷹さん「そうそう!そこの和音1回だけこっちで試してみても良い?
孔雀さん「ごめんね。そこは凄く強いこだわりがあるんだ。何故かって言うとね…
※直に相手の意見を否定せずに一度しっかりと相手の意見を聴きましょう。もしかするとあなたの物差しの外に羽ばたけるヒントが隠されているかも知れません。合唱出身だろうがピアノを何十年やっていようがまっさらなド素人の意見だからこそ見えているものもあります。まずは相手の意見を聴いた上で、しっかりと自分の意見をのべるようにしましょう。


社畜さん「先輩!1個気になったところ相談してもよろしいでしょうか?
鬼畜さん「お!いいよ!どうした?」
社畜さん「ここの和音なんですけれども…。」
鬼畜さん「おお!面白いな!流石じゃん!実はここはね…。
社畜さん「なるほど!流石です。先輩にはかないませんね。
鬼畜さん「いやいや!お前こそかなり面白い視点だよ!流石!
※「年寄りは頭が固い!」「若造が生意気だ!」ではなく、アカペラを沢山経験しているからこそ見えるものと、アカペラ初心者だから見えているものがあります。お互いにお互いを尊重し合ってお互いの立場だからこそ見えているものを共有することでバンドの演奏は絶対により良いものになります。

コミュニケーションスキルはバンドの練習を円滑に進める上で必要不可欠なスキルです。
バンドとして活動して行く中で音楽の技術と同等またはそれ以上に大事になるのがこのコミュニケーションのスキルだと僕は思っています。

意見がぶつかった時はチャンスです!
無下に相手の意見を否定しては行けません。
意見を交わす事でお互いに新しい価値に出会える成長のチャンスになります。

共に切磋琢磨出来る相手の存在に感謝して、
お互いに相手を尊重した上で意見を「言い合う」のではなく「聴き合う」ようにしてみてください!


おまけ
先日こんな記事を書きました。

参考:【アカペラ】ライブで”出来るようになる”ための3ステップ

すると僕が書いた「僕の得意曲であるRespect/Vox Oneのラストの連打です。僕が4年間命をかけて練習してきた17連打になります。」と言う文章により一時ネット上で「Respectの最後は6連符2個か32分に移行して加速しているのか問題」が交わされました。

それを踏まえて

参考:【アカペラ】Respectの最後は加速している?実際に検証してみた!

こんな記事を書いてみました!
実際僕はスティラーの音源と重ね撮りをした上で「17発」に聴こえたと言う旨の文章です。しかし真相は本人のみぞ知る所で実際にこれが何発の連打なのかは議論の余地があると思っております。

なのでRespectの最後は「○○発だ!」って言うVoxOneマニアの方いらっしゃいまさいたら是非一緒に語ってください!コメントなり@tweetなりお待ちしております!

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