【アカペラ】僕の同期のサークル元代表のインタビューが素晴らしかった話。


まえがき
サークルは趣味です。
でもこの先日のサッカーアジアカップで放映されたCMのように、ビジネスの世界をスポーツや音楽に例える事だってできます。部活動やサークル活動を通じて得た経験は自分の財産として自分に残るものだと僕は思っております。

例えば。
僕が所属しているサークルではオーディションに通過しなければサークルライブの場で人前で歌うことは許されません。倍率は時に5倍以上にも及びます。自分の趣味で歌っているはずなのにその歌う場を得るためにはオーディションを通過して一定の評価を得る必要があるのです。これは来年以降のビジネスにも通ずるところがあるのではないかなと思います。自分に仕事やチャンスがまわって来ないとき、それは自分が一定以上の評価を得る事が出来ていない時です。そうなったときに諦めるのか、泥臭く努力を続ける事ができるのかで勝負は変わるのだと思います。



出られないからって諦めて欲しく無い
僕の友人でありバンドメンバーでもあるS君は先日卒業に先立って元サークルの代表としてうけたインタビューの中で「努力」について語っているシーンがありました。

参考:ザ・インタビュー 〜11の轍〜

コンサート(サークルが催すライブ)に出演出来ない人はなかなかモチベーションを保つのは難しい。しかしモチベーションを保つのが難しいと言う事はわかるが、そこで諦めてほしくない。尊敬する先輩の言葉をかりると「本当に100%努力したのか?」と言うところに行き着く。

彼とは4年間一緒に歌ってきましたが、正直彼の口からこのような言葉が出てくるとは思ってもいなかったのでビックリしました。臑毛が濃いだけの男ではなかったようです。
※ごめんねたくちゃん。笑

そんな彼はなかなか結果が出ないサークル員へのメッセージを以下のように締めくくっていました。

結局諦めずに頑張り続けるのが近道なんだ。


「頑張り続ける」って?アカペラにおける努力とは何か?
いくらでもあると思います。
例えば練習に絶対に遅刻しないこと、確実に歌詞やスキャットを覚えて行く事、暗譜して行くこと、音とりを完璧にして行く事。しかし僕は一番大切な努力とはそんなことでは無いと思います。

アカペラをしているとしばしば「努力=個人の努力」と勘違いされがちですがそれは100点満点の正解とは言えません。その解答は50点です。残りの半分は無論「バンドの努力」です。僕も「自分が上手くなればバンドが上手くなる」と思っている時期がありました。もちろんこれはこれで正解なのですが、この考え方で練習を行っていると一定以上のバンドの成長は見込めなくなってしまいます。

これに関しては以前書いた記事を読んでいただけたら幸いです。
参考:【アカペラ】卒業目前の幸せ!良いアカペラコーラスとは?上手いリードボーカルとは?僕の自慢の後輩の話【バンド練】
参考:【アカペラ】アカペラサークルで4年間歌って来て思った事。

結果として個人の努力がバンドの成長に繋がる事はあっても、個人の努力単体ではバンドの演奏はよくなりません。


オーディションで思うような結果が出なくて初めて気がつく事がある
オーディションで思うような結果が出なかった時のことに関しては以前2本ぐらい記事を書いたのでそちらへのリンクを貼らせていただきます。

参考:【アカペラ】自分を全否定する勇気ありますか?【自己啓発】
参考:スランプを受け入れる。

元代表の話に敢えて補足するならば「オーディションで思うような結果が出ずコンサートに出れないと言うのは凄く恵まれたチャンス」だと言う事です。これは4年間で63曲もコンサートオーディションで失敗した僕だからこそ言える言葉です。63曲も落ちたにも関わらず11曲しかコンサートに通過していない僕だからこそ言える言葉です。

思うような結果が出ないからには必ずそれ相応の理由があります。結果が出なかったら出なかっただけ自分やバンドの弱点が浮き彫りになります。自分の未熟さを直視できるチャンスになります。これだけなかなか結果が出なかったからこそ今持っている技術を得る事が出来ました。たぶんずっとオーディションに通過し続けていたら僕は本当に上達せずに4年間を過ごすことになっていたのだと思います。逆境やスランプは、選ばれた人間にしか与えられないまたとないチャンスなのです。


まとめ
趣味・学業・仕事、何事に置いても

結局諦めずに頑張り続けるのが近道なんだ。

は真理だと思います。そして「なかなか結果に繋がらない」とか「結果が出ない」とか「上手く行かない」と言うのは総じて「頑張り続けるためのエネルギー」になります。人は思い通りにならなかった数だけ頑張れます。是非ストイックに理想の自分を描き追い続けてみてください。

僕も後2ヶ月、理想の大学生活・理想のアカペラ奏者を心に描いて追い続けます。


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