僕は元々学生の頃からマネジメントに興味がありました。
だからこそ大学3年生の春以降は、後輩とバンドを組む中でバンドメンバーのパフォーマンスの最大化にピンを止めて活動してきたのですが、バンドがうまく行くかどうかって90%ぐらいがコミュニケーションにかかっていると思って居ます。
今日はそんなコミュニケーションの「基本のキの字」の部分を紹介したいと思います。
例えば調子の悪いメンバーがいるとしましょう。
そんなとき
「悩んでいるなら言ってね!」
とか
「最近どう?」
とか色々あいての調子を気遣ったコミュニケーションができるかと思います。
ただ、相手も人間なので「気を使います」よね。
つまり人によってはなかなか素直に打ち明けてくれないわけです。そこでこんな工夫ができます。
あえて
「大丈夫?」
とだけ聴いてしまうんです。
本当に大丈夫な人なら「何が?」と聴いてきますし、大丈夫じゃない人は「大丈夫」って言うはずです。
必ずしも相手が素直に自分に打ち明けてくれるとは限りません。であれば、一刻も早くバンドにはびこる不安要素をキャッチするための工夫は必要です。
よくバンドの内部分裂でありがちなのが「すっとんきょんなことを言い出した一人 vs 残りのメンバー」です。
例えば「みんなで夏のライブに向けて頑張っていこうぜ!YEY!」となっているときに、「夏はバイト頑張りたいからアカペラに1分も割きたくない」と言い出すメンバーが居たとしましょう。
このときバンドのゴールは「バイトを頑張りたい奴に週に2時間でも良いから時間をあけてもらう」ことだと思います。
そうなったときにメンバー全員で袋叩きにすることほど逆効果なことはありません。
だって
自分以外がみんな敵の状態で、そんなバンドの集まりに行きたいと思いますか?
僕なら絶対に行きません。
- まずは自分に敵意がないことを示す
- その上で少人数(できればサシとか)でご飯に行く
- しっかりとなんでバイトを頑張りたいのか目的を聴く
- その上で味方になってその目的達成の方法を一緒に考えて応援する
当然人にはそれぞれに事情がありますし、ヒーロー番組ではないので善悪を一概に切り分けることなんて出来ません。
だったら相手の味方になって応援してあげるのが一番です。
バンドが居心地の良い空間になれば、自ずと来たいと思ってくれるようになりますよ。
こんなバンドがあったとしましょう。
- リード A大学2年生
- top B大学3年生
- 2nd A大学1年生
- 3rd A大学1年生
- ベース A大学3年生
- パーカス A大学3年生
- 練習場所 A大学の講堂
- 悩みはコーラスの和音。1年生が2人いるのでなかなかハーモニーが安定しない。
このとき「topちゃん、もっと皆とコミュニケーションとってコーラス引っ張って!3年生でしょ?」って言うのナンセンスじゃないですか?
インカレだから普段A大学には居ませんし、
なんならA大学の講堂にくるのにエクストラな時間と交通費も発生しているわけですし、
そもそも1年生が抱えるであろうA大学ならではの試験等の障壁もわかりませんよ。
普段A大学に居ないので隙間時間にフォローの練習はできませんし、
エキストラな交通費がかかると言うことはバイトが増える可能性が高いのでますます時間はなくなりますし、
1年生のアカペラ以外の事情がわからないとフォローも難しいです。
もちろんその中での工夫もできますが、
明らかに他の人がフォローしてあげないとtopちゃんはパンクしますよね。
むしろtopちゃんだって周り2人が1年生の中での演奏は過酷なはずです。
そしたら当然「topちゃんわざわざいつも来てくれてありがとう!」とか「休み時間で1年生2人とこういう練習しようと思ってるんだけどどうかな?」とかフォローを中心にコミュニケーション取るべきですよね。
これやろうぜ!
とか
これやって!
は相手の立場を慮らずに言ってしまうとコミュニケーションを破壊します。
リーダーシップを取るのは素晴らしいことです。
素晴らしいことですが、リーダーシップを取る以上は発言1つ1つに集中しないとコミュニティを破壊してしまいます。
- その発言をすることでどうしたいのか(問いかけに見える工夫)
- 1人の人を悪役にしたてあげようとしていないか(1対多数を作らない)
- 自分が相手の立場だったらどうするか(相手の立場で考える)
常に自分の目にうつらないところまで考えて行動するのがコミュニケーションの基礎の基礎になります。
こういうのって難しいことではなく、習慣づけだと思うので是非日頃から意識してみてください!
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