- 皆の音とりをする覚悟
しっかりと譜読みをして全体を俯瞰できるようになってから生きましょう。時には後輩の隣で後輩の音を歌う場面もあるでしょう。 - 後輩に代わり後輩の苦手を研究して教えられるようになる覚悟
出来なかったら教えてあげましょう。特に僕のように先輩面して偉そうにしたい方は絶対に。あなた自身の得手不得手は関係ないです。パートも。何もせずに偉そうに腕を組んでいるのは最悪です。 - 今の倍自主練をする覚悟
練習中は自分のことを考えている余裕なんぞ無くなります。その分時間外に自分の演奏をつきつめる覚悟はできていますか?個人練の時間は倍以上になりますよ。 - 楽譜作り
歌おうと言うからにはせめて最初の何曲かは自分で楽譜用意しましょう。え?もらってくる?あなた他人の楽譜でしっかりと編曲意図伝えられるんですか?他人の楽譜を歌うならばしっかりと楽譜が真っ赤になるまで赤ペンで楽曲分析しましょう。 - 音楽理論の勉強をする覚悟
感覚で教えて嘘ついてたら恥ずかしいですよ。間違った知識が代々継承されたら事件です。知らない事は変に知ったかぶりをせずに知らないと分かった瞬間にその分野のマスターになれるぐらい勉強しましょう。 - 練習への向き合い方を改める覚悟
遅刻できません。練習前に録音音源を聴き込んでその日の時間配分などを考えたりもしなければなりません。練習が終わればその日何が出来るようになり何が出来なかったか分析して次の練習に備えます。時には日程調整も行わなければなりません。あなたは出来ますか? - 個々と向き合う覚悟
反応が悪いメンバー、家が遠いメンバー、やる気が低下しているメンバー。彼らと向き合う覚悟はありますか?音楽は心がもろに出ます。メンバーの悩みを聴いたり、1人で早起きを頑張らせずともに早起きしてモニコしたり、出来ますか? - 逃げられない重圧と闘う覚悟
例えばオーディション落選などの事件が起こった際に誰も手を差し伸べてはくれません。逆にあなたが手を差し伸べないと傷ついた仲間はそのまま死んでしまいます。どんな逆境にも逃げずに抱え込んで先頭を走る覚悟はありますか? - 決断する覚悟
AかBかの決断を迫られた時に全ての責任を負って決断する覚悟ありますか?特にバンドの中で最年長ともなれば最終決定を任される場面もあるかと思います。その時に皆を代表して決断を下す覚悟ありますか? - リーダーシップを養う覚悟
時にリーダーとしてバンドを引っ張って行かなければならない場面にも遭遇するかと思います。バンド内で後輩同士の人間関係がぎくしゃくしたらどうしますか?見守る?それも良いでしょうがそのアフターフォローはどうしますか?なかなか意見が言えないメンバーとどうやってコミュニケーションとりますか?歌うだけがバンドじゃないですよ。歌うだけの集まりはセッションって呼びます。 - 期待を上回る覚悟
そして後輩は先輩と歌う時に物凄く期待してバンド練にやってきます。常にその期待を上回り続ける覚悟はありますか?常に後輩が思い描く100%を越え続けるのは容易ではありません。急速に成長する後輩に負けない勢いで自分の能力を伸ばすのは至難の業です。後輩がどれだけ上手くなってもずっと一緒に切磋琢磨していくだけの覚悟ありますか?
他にも音楽面以外に人として背中で見せるべきこともあるかと思います。
ライブで対バンする他大学の方への挨拶、ライブハウスの方々への挨拶、バンド内での振る舞い方、人としての生き方等々。僕自身先輩にバンドで活動して行く中で育てていただいた身だからこそ言えるのですが、後輩ってあなたの全てを見ていますよ?
考えてみてください。
あなた普段の生活で歌っているときより歌っていないときの方が長いでしょ。後輩は先輩のtwitterやfacebook等での言動も見ています。とは言え先輩も人間なので常にカッコいい人間で居られるわけではないですが“常に誰かに見られる覚悟”を持つ必要はあるかと思います。
たぶんこれって相当世話好きで相当お節介な人間じゃないと出来ないですよ!そして何より一緒に歌って行くメンバーのことが人間として好きじゃないと絶対に無理です。人間同士の関わり合いなんで喧嘩になる事もあるかと思いますが、それも全部ひっくるめてバンドメンバー全員を愛していないと同期以外のメンツ集めてバンドなんて組めません!
是非後輩とバンドを組もうとする前に一度ご検討ください!
「あなたに覚悟はありますか?」
僕は早く大好きな後輩達と次のバンド練をしたくて今からうずうずしています。
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