興味深い記事を見つけました
参考:【メリット】人生100年時代のキャリアチェンジ【デメリット】
興味深い記事だったので読んでみたところ「それはそうだよね!」と感じるところと、「え?なんでそうなっちゃうの?」って箇所がありました。
特に後者の中でも
まず1点目の「一時的な給料の低下」については、言わずもがなですね。
全く未経験の職種に就くわけですから、給料の低下は避けられません。
1000万稼いでいた人でも300万程度まで落ち込むことも普通です。
なぜなら未経験だからです。
の部分!これ普通じゃないです!
もし、今、転職を考えていて給与の低下を甘んじて受け入れようとしている人がいたら、一歩立ち止まって考えてみて欲しいので記事を書きます。
20代の転職でお給料って下がるの?
僕は今、20代後半ですが3度の転職活動・2度の転職を経験しています。
ここで僕が強調して言いたいのは、キャリアチェンジをしてもお給料は上がっていると言うことです。
転職前と比べて25% UPでした。
30代の転職市場はそんなに詳しくないので知りませんが、少なくとも20代で転職時にお給料が下がるって言うのは余程もとが高給でない起こりにくいと思います(とはいえ一定数お給料が下がっても転職している人がいるのも事実ですが)。
ちなみにこれは僕の持論ですが「お給料が下がるなら転職はすべきでない」と思います。
なぜなら「お給料はあなたの社会的価値を測る1つの指標」であり「社会的価値が下がると言うことは今の会社の方があなたに社会的価値を見出してくれている」ということであり「価値の低い人間が敢えて居場所を変えても結局は自分の価値をあげるのに苦労するから」です。
職務が変わってるのに価値って上がるの?
上がります。
むしろキャリアの幅を広げたいのであれば、若いうちは汎用的なスキルを高めた方が良いと思います。特定の分野のプロフェッショナルになりたい人がキャリアチェンジをするケースは稀なので(実は自分はこっちなのですが)今回は割愛します。
※AIエンジニアリングのスペシャリストを目指す人で、AIのエンジニア職からキャリアチェンジする人は少ないと思います。すっとAIのエンジニアやっていた方が専門知識を深めやすいはずなので。
僕は最初の転職活動は散々でした。
エンジニア職からエンジニア職 or エンジニア職からコンサルタント職への転職で、狙っていたのは年収15%UPでした。
でも結果は散々。
- マネジメント経験もない
- エンジニアとしての大きな実績もない
こんな感じのフィードバックの嵐、それこそ年収はダウンでのオファーばかりでした。
ってことはですよ?逆に考えてみましょう。
- マネジメント経験が豊富
- エンジニアとして大きな実績が多数ある
そしたら年収上がるのではないでしょうか?
実際、そのあと1年間かけて
- 下に後輩をつけてもらってのマネジメントの練習
- 社内で大きな案件を自分のものにする/休日は友人とサービス開発
など繰り返した結果、キャリアチェンジの際も
コンサルタント経験はないが、こう言う経験はある。
貴社のこういった業務で、自分の経験を活かせると考えている。
と理論武装できるだけの武器(経験)と実績が手に入るので、強気に交渉していけます。
結局はセールスなのだ
キャリアチェンジ、ひいては転職って「自分の能力を他人に売る行為」なんですよ。
自分をいくらで売るかは自分次第なのです。
だから自分を上手に売り込める人は高く売れるし、下手な人は「未経験だから」ともっともらしい理由をつけられて値切られて買い叩かれちゃうんです。
もちろんお金が全てじゃないです。
「どうしてもやりたいことがあって、それができる場所がないから起業する!」
なんて場合は、強制的に年収が0円になる可能性だってあります(それも夢を売るのが下手だから投資金が集まらなくて年収が下がっているとも捉えられますが、創出しようとしている価値観が全く新しいものだと投資金が集まりにくいのもまた事実です)。
ただキャリアチェンジで年収が下がるのが「当たり前」と思っている人がいたら立ち止まって考えてみて欲しいです。
あなたが今まで経験してきた人生って、今より安く買い叩かれるほどちんけなものですか?
直接の経験がなくても、自分の人生の中での経験を活かせるところはあるんじゃないですか?
じゃあ、その経験はそんな安いものですか?どうやったら高く買ってもらえると思います?
「何か新しいことに挑戦するときは自分の価値が下がって当たり前」と考えるのではなく、「日頃から自分や自分の経験の市場での価値を客観視し続けること」が、転職市場で自分の価値を高めるコツだと思います。
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