昨年9月に転職しました。
職種もガラッと変わったので毎日が刺激的です。
その中でも一番刺激的だったのが「思考のアウトプット」でした。
自分で一生懸命考えて、何かアウトプットを出した時のフィードバックが常に、
「違うね!」
か
「そうだね!」
になったのです。
議論を避ける非常に便利な言葉があります。
「・・・と思うよ!」
です。
以前は相手の意見を否定せず尊重する意味合いも込めて、「僕は・・・と思うよ!」と言うように気をつけていました。
でも裏返すとこれって思考が不十分な証拠でもあるのです。
万人に伝えて、万人が納得するようなアウトプットを出せれば「・・・と思う」なんて言う必要ないのです。
万人が納得するのであれば「これは・・・だ!」と断定できるのですから。
私はアカペラが大好きです。なのでアカペラを例にします。
例えば楽譜について議論している時。
音楽の捉え方や表現は自由なものですよね。だから他者の考えを尊重して「こっちが良いと思うな!」と言うようにしていたのですが、ここ半年ぐらいでスタンスが変わりました。
徹底して調べ上げて、考えまくって、自分の答えを持った上で「それは違う」か「その通りだね」と言うようになりました。
簡単なものだと、すでに存在しているルール(和声のルールなど)から外れているから違う、と言えます。
難しいもの、例えば和声を無視した最近のJ-POPでも、ここ数年の進化から今後の傾向まで見通せるようになれば表現の良し悪しは判断可能です。
明文化されたルールがないならば、明文化できるまで傾向を分析すれば良いのです。
明文化できるまで傾向を分析していないと「俺はこう思うよ!」で止まってしまいます。
私の言葉で言うならば思考が不十分な証拠に当てはまるわけです。
別に相手の意見を否定して自分の意見を通せと言っているわけではありません。
「物事に対して意見するときは自分の意見に対して確固たる自信をもて」と言っているのです。
別に相手が自分の意見を聴き入れてくれなくても、悲しくなる必要なんてないですし、確固たる自信をもって言い切った意見を伝えた上で相手が下した決断なのですから、今度は全力で相手の決断に寄り添えば良いのです。
僕が言いたいのは、
確固たる自信をもてるまで意見を磨けってことです!
日々の生活で「・・・と思う」を禁止すると、如何に自分が突き詰めて思考していないかわかるのでオススメです。
自分の意見に自信が持てないと断定して相手に発信できないため、意見が言えなくなります。
意見が言えないのは考えていない証です。
自戒ですが「俺は考えている!」風の人ほど「・・・と思う!」と言いがちです。
是非、
レベルを上げるためにも「・・・と思う!」禁止生活をしてみてはいかがでしょうか?
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