【アカペラ】アカペラアレンジの際の音の積み。


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こちらの楽譜を見てください!
実はこれ全部「ドミソ」の和音です。全て同じCメジャーのコードです。

上の楽譜を再生したものになります。
これ実は全部同じ「ドミソ」から構成されています。

トップとセカンドとサードの音をとっかえひっかえするだけでこんなに印象変わるものなんですね!どうも!!


当たり前ですが「ドミソ」の和音「ドミソ」とするか「ソドミ」するか「ミソド」とするかは編曲者の裁量に任されています。

つまりCと言うコードを与えられたからと言って素直に「ドミソ」ドから順番に音を積む必要はないのです。


今日は何故こんな記事を書いたかと言うと、サークルの後輩に

「和音4つ使う時に、和音の並び通りに下から配置するとトップがかなり高くなるし、midiの仕様なのか和音的に合ってると思うんですけどなんかすごく変な風に聞こえます。

と相談を受けたのが事のきっかけでした。
リクエスト頂ければ28%ぐらいの確率で記事になります。それがmokabuu.comです。笑


はい。
結論から言ってしまうと「和音の並び通りに下から配置するとトップがかなり高くなってしまう」ならば「積みを変えるべき」だと僕は考えています。ちなみにトップの音程が動くと進行感が出て盛り上がりを出し易くなるのでトップの音程はかなり大事です。


次です。
「和音的には合っているのに変に聴こえる。」これ、実際に地味に良くある事案なんですよ。笑

実は彼、無意識のうちに自分で答えにたどり着いていたのです。
「トップのオク下の音セカンドに持ってきてセカンドのオク上の音をトップに持ってくると、midi的にはキレイに聞こえる…ry」

つまりそういうことです。
コード通りの音を置いた。そしてリードも原曲通り採譜した。なのに変。

そう言う時は99%リードの音がぶつかってしまっています。なので“①それを緩和する積みにする”“②コード進行を魔改造する”“③リードのリズムないしは音をマイナーチェンジする”のが良いかと思います。


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例えばこんなコーラスワークがあったとします。
ここでの2小節目のリードの音トップとセカンドの音に挟まれた「シ」です。

隣あった鍵盤で音が3つなったら単純に不協和音に聴こえ易いですよね。
試しに鍵盤が手元にあるかたは「ラシド」って隣あわせて弾いてみてください。

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簡単に何パターンか考えてみたのでお時間ある方は全部弾いてみてください。

おしゃれ和音は一歩間違えば不協和音です。
実際にはミの音が加わって、ベースがラを奏でるのでAmadd9と言うコードになりますが、それでもぶつかる時は積みには慎重にならなければなりません。

※add9についてはこちらの記事をごらんください。
【アカペラ】音をぶつける時は気をつけよう!


後はそもそもコード進行から魔改造してしまう等の策もありますが、それはまた別途後日紹介したいと思います。

アレンジの際に“なぜか”不協和音がなってしまったときは、是非一度リードの音とコードを疑ってみてください!!!意外とリードがぶつかる事って多いです!!!


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