【アカペラ】知識ベースで考えない?知識を後付けすることで得られるもの!【和音編】


僕はまったく逆です
実は僕はタイトルとはまったく逆側の人間です。
知識ベースで物事を考えてしまうが故に独創性の無いアレンジに苦しんだり
所謂「ああこれね」と言うアレンジしか出来ずに悩んでいる時期がありました。

自分の頭でっかち具合に萎えた日もありました。

そこで今朝投稿した
参考:【自己啓発】何かをやる時に”ふざける”ってどういうことか?
をアカペラに絡める事が出来たらなと思って記事を書いております。

頭でっかちがより頭でっかちになるための
自分の既存の知識に捕われずに新しい和音に出会える
自己啓発方法です。



絶対にダメな事を試してみる
例えばこれ!
スクリーンショット 2015-07-05 3.35.19
「シドレ」の和音です。
アカペラ初心者であっても直にこの和音ハモらなさそうだぞと
直感でわかるのではないかと思います。

そうです。
通常の和音「ドミソ」と比べそれぞれの音が近過ぎますよね!
この「シドレ」は実在しない和音です。


絶対にダメをOKにする工夫をしてみる
たとえばさっきの和音のシの音を半音下げてみましょう。
スクリーンショット 2015-07-05 3.38.39
するとBbadd9と言う実在するオシャレ和音になりました。
BbとDの音が長3度なので「ドミソ」で言うところの「ドとミの関係」になったのです。

今度は「ミ」の音を足してみましょう。
スクリーンショット 2015-07-05 3.38.54
すると今度はCMajor9と言うオシャレな和音になりました。
「ドミ(ソ)シレ」と言う最もスタンダードなテンションコードですね!

次は「ソ」の音を足してみます。
スクリーンショット 2015-07-05 3.53.32
すると今度はCmaj7sus2と言う和音になりました。
Csus2(ドレソ)にmaj7の音(シ)が足されたものですね!

一見アウトな和音でも構成音のうちの1つの音を半音下げたり
音を1個足したりするだけで実在するオシャレな和音に変身してしまうものなのです。
「あれはダメ!」「これはダメ!」の前にどうやったら「ダメ」が「大丈夫」になるのか
考えることで可能性が広がります。


まとめ
1.まずは自分で3音ぐらいを構成音とした和音を作ってみる。
2.そしてその和音が果たして実在するのか確かめてみる(実在しない方が良い)。
3.その和音が実在する和音になるためにはどうしたら良いのか最小限の変更を加えてみる。
4.そしてその和音が果たして実在するのか確かめてみる(しなければ3に戻る)
5.実在したらその和音の使いどころを調べてみる(sus2とはどんな和音なのか?maj9とはどんな和音なのか?)

これをやることで
自分の常識の外にある未知の領域まで学ぶ事が出来るようになります。

あれこれと既に知っている知識を振り回しても
どうしてもその中やその周りにしか手が届きません。

ならばいっそ絶対にダメそうな何かを試してみて
それを可能にするためにはどうしたら良いのか練る事で
自分が全く意図しなかった新しい何かに出会えたりする
ものですよ!


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