先日twitterでアカペラの審査について議論が繰り広げられていましたね!
大変興味深いものでした!ちなみに私はこの意見が一番しっくりきました。
参考:http://jpeidayo.com/archives/289
そんなアカペラの審査ですが、実際本当に「技術的な側面」が軽視されているのか気になりませんか?
なので
http://www.hark.ac/ranking
の情報を元に統計とってみました。
今回は試しに上位10バンドと1次審査通過バンドの分だけデータを取り込み記述統計をとっています。
数字は嘘はつきません。
僕のつまらん主観も入りません。
事実から導かれた傾向を紹介します!
- 表現力・魅力・個人力を磨くと上位10位に入りやすい(尖度が非常に高い)
- リズム・編曲を磨いても上位10位に入りにくい(尖度が著しく低い)
- くねくねさんの言う通りハーモニーは軽視されているのかもしれない(最小値と最大値の差が大きい)
- ハーモニーの点数が低いバンドはオリジナリティの点数が高い(目検)
- 最大値が一番大きかった項目はハーモニーなのでめちゃくちゃハモっていれば評価はしてもらえるっぽい
- 最高点と最低点の開きが一番少ないのは音程なので音程が良いのは前提条件になるようだ(音が当たった上でハーモナイズするのが大事っぽい)
- 10点換算した際に最小値が一番小さいのもハーモニーなのでやはりハーモニーは軽視されていると考えられる
- 一番尖度が高いのは個人力なので結局は個々の力がモノを言うようだ(なんと尖度2.8!!歪度は若干低いですが上位10バンドだけ抽出しているので歪度はあまり気にしていません。)
- 最大値と最小値の振れ幅が一番小さいのは表現力だったので表現力は必須になる
- 平均値が一番高いのも表現力だった
上位10バンドに入るためには以上の要素が大切なようです。
- 特定の項目に特化している必要はない(どの項目も尖度が負の値なので分布のバラツキがわかる)
- 編曲は平均値ちょい上ぐらいの点数を取るバンドが多い(尖度が正 + 歪度が正)
- くねくねさんの言うとりハーモニーはやはり軽視されているのかもしれない(最頻値が15点項目の中で一番低い)
- やはり正確な音程が求められる(最大値と最小値の差が他の項目と比べものすごく小さい)
- ハーモニーの点数が高いバンドはだいたい上位にランクインしている
- ハーモニーの点数が低くても(10点ぐらいでも)表現力で高得点(13点以上)を収めれば10位以内にランクインできる
- 見事通過を決めているバンドは魅力と個人力で比較的高い点数をとっている傾向にある(最頻値も中央値も高く歪度が正)
合格のためには「まずは音を外さずに歌うこと」が大事なようです。
どのバンドも一定レベルの音程は必ずキープしていて、それを前提とした上で「表現力」「魅力」「個人力」などを磨くと上位にランクインできるのかな、といった印象を受けました。
また残念ながら1次通過は叶わなかった210位のバンドさんまでのデータを見て見ると違ったものが見えてくるのかもしれません!
※オーディション全体の傾向など
その上で、次回は(次回があればですが)「top10」「1次通過」「1次全体」の比較をしていこうかなと思います。
JAM出場を狙っている皆さん!
音源審査は「まずは音程をキープ」そしてその上で「表現力」「魅力」「個人力」を磨くと1次審査上位通過を狙えるかもしれません!
この記事はHARK!様のご厚意により作成が叶いました。
HARK!様では「全国のイベンターの負担の軽減」を目的として今回のこの画期的なランキングシステムを導入したそうです。
※私がサークルライブの審査をした際はExcelを使って集計・整形・開示をしていたので非常に画期的だと思います!
他にもHARK!様では面白い企画をたくさん実施されているので(マイク試奏セット等)、アカペライベントを考えている方は是非HARK!様のサイトを覗いてみてください!
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