もうツッコミどころ満載だけど、一番笑ったのは、スネアのピッチの話ww
この曲に一番合うスネアのピッチは?だってwどこのドラマーが、キーの違う曲ごとにスネア入れ替えてんだよww
1小節の中でも叩く強さや場所によってピッチなんて変わるだろw
アカペラ界は根拠のない理屈ばっかww https://t.co/18ADojGE8L— Disapella@ディス垢 (@disapella) 2017年8月29日
まあそうだよね
と思うのです。
スネアを入れ替えずに音程やピッチ変えられると思わないじゃないですか!僕も吹奏楽部の人と話すまでそんなこと思いもしませんでしたよ!
ただ紛れもない事実として…
「太鼓を入れ替えずにピッチや音程の調整できます!」
※音質がものすごく悪いですが…
長いライブなので忙しい方は3分飛ばしぐらいで最後まで流し聴きしてみてください。
※こっちは音質よさげなものを選びました
ちなみにaikoのバックのドラムはパート紹介の時にタムでJ-POPの有名曲の旋律を表現しようと試みたりしてくれる腕前なので聴いていて心地が良いです。
僕はもともと幼稚園ピアノをやっていました。
ピアノってやればわかるのですが、「ド」の音を弾く時に狙った「ド」の音を出すのはものすごく難しいのです。
ピアノもドラムと同じで、鍵盤の叩き方ひとつで音のピッチが大きく変わるんです。
でもプロのピアノ奏者が引くと毎音毎音ピッチがぐちゃーってなることないですよね。
それは彼らがプロで、どんな時でも鍛錬された指先で繊細に鍵盤を操っているからです。
ドラムも同じです。
ドラムの教則記事ではないので細かい練習方法について紹介する気はないですが、ドラムの練習の中には狙って同じ音を出し続ける練習もあります。
それこそ1小節の中で8ビートのハイハットの音が8個全部違っていたら聴いていてウザいですよね!そんな演奏は落ち着いて聴けたものじゃないですし、そんなんでは主役となるメロディー楽器の邪魔をしてしまいます。
ちなみに僕が崇拝しているBuddy Richはシンバルの音もしっかりとコントロールしています。同じ音は同じ音、違う音は違う音でしっかりと打ち分けます。
これがドラムのトッププロの職人芸なのです
私が3度の飯より好きなQueenのLive映像です。
移動中は常にこのLIVEのLIVE音源を聴いています。
でも実はQueenのドラムってあんまり音に安定感がないのです。
なぜだと思いますか?
それはRockらしいサウンドを出すためです。盛り上がるところでギターがハーモニクスと言われる「ギターの鳴き」を入れてきますよね(オクターブ上の音で”うぉぉぉん”とか”うぃぃぃん”と鳴らすやつです)。それに合わせて、猛々しさを出すために「ガチャ」とか「ガシャ」と言う音を出そうとしているからです。
この曲に正確無比な音は必要ないのです。普通に打てば安定するところをあえて安定しにくい音で打つからこの雰囲気が出るわけです。
ドラムにも実は主義・主張ってたくさんあるのです。
※主義・主張がない楽器は存在しないと思いますが
例えば「タムは4度(または3度)で等間隔でハイ・ロー・フロアとチューニングすると良い説」とか本当に色々あるのです。
賛否両論はあると思いますし最終的には個人の勝手だと思います。
が!
知っているのと実践できるのは別問題!
まずは知らなきゃ何もはじまらないんですよね!
今回の件に関して言えば「音程はあり」そのうえで同じ声で音程を合わせ過ぎると他の楽器とぶつかるので「良い塩梅にズラす」のが良いと思うのですが、そのサジ加減をはかっていく上で「知っている」「知らない」は1つの大きな差になると私は思っています。
あわせて読みたい参考記事:【アカペラ】パーカスも出来る転調のアプローチ
プロのドラムもプロのアカペラパーカスも転調の時にはアプローチ入れているのがその証拠です。
少なくとも私が提唱しているのはアカペラ界の理屈ではなく、ドラム/DTM界隈の主義主張の中で私が入信しているものですよ!
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