審査のフィードバック
僕はいつも審査のたびに、フィードバックシートに下記のような表を差し込んでいます。
※PC推奨
下記の表の各内容が適切かはさておき、僕は審査員はこういった表を作るべきであると考えています。
リード力 | ハーモニー | リズム | 表現力 | |
---|---|---|---|---|
1 | 全体的に音程が気になってしまう | リズムが致命的にハマっていない | ||
2 | 曲にたいして音域やリズム感などが不足しており世界に入りこめない | 気になるぐらい音が外れてしまっている箇所がある | ところどころ拍が飛んでしまっている | 1曲通して変化がなく飽きがきてしまう |
3 | 音を外すなど不快感を与えずに歌っているが抑揚がない | おおむねハモっている | テンポは安定している、拍が異次元に消えない | 物足りないけど表現しようと言う意思がみられた |
4 | ただ歌っているだけではなく抑揚がしっかりとついている | 音があっていてしっかりとハモっているがたまに雑 | テンポが安定していて、装飾要素がしっかりと入っている | 心が掴まれる場所が複数箇所あった |
5 | 音が当たっていてハモっていてスキャッティングもしっかりとしている | 聴いていて身体が自然に動く、コーラスまで含めてバンドのリズムが出来上がっている | 曲を聴いていて飽きるどころか終始心を掴まれた |
①審査基準に説得力が生まれる
僕は審査は誰が聴いても納得するような基準を設けることに尽力すべきだと考えています。
もちろん、どんな基準を設けても万人を納得させることは不可能ですよ。
不可能でも、一人でも多くの人に納得してもらえるように努めるべきなんです。
評価をする以上は。
アカペラのライブの審査、と言うと軽視しちゃいがちですが、例えば「この評価の結果によってバンドメンバーの来年のサークルの会費が変わります」って審査だったらいかがでしょう?
審査結果が「俺はこう思う!」だったら説得力にかけませんか?
上記の表だと「リード力」なんかは説得力がありますが、「表現力」なんかは典型的なダメ審査の例ですね。
基準は明確であるべきです。
そして明確化する以上は、言葉にできないとダメです。
人は言葉を使わずに思考できませんから。
だって言葉を使わずに将来の目標について考えられないでしょう?
②バンドの現在地がわかる
フィードバックを受けたバンドは、今自分たちが5段階評価のどこに位置しているのかわかりますよね。
そして5段階評価で一番良い評価を取るためには、あと何ステップあるのか可視化されます。
③バンドの課題がわかる
次の点数を取るために「何をやれば良いのか」が可視化されます。
「今は2点だった、3点を取るためには3点のところの記載内容、4点をとるためには・・・」
と、自分たちの課題が可視化されます。
可視化されることで、今後の練習に取り組めますよね!
バンドがフィードバックを受けて何をしたら良いかわからないフィードバックはフィードバックではなくて、感想文になり下がります。
まとめ
ちなみに僕は審査のたびに、この表を作っていますが・・・
この表すごく評判が良いのです!
是非、皆さんも機会があったらパクってやってください!
世の中の「評価」がもっと良くなるのであれば、パクリ大歓迎です!
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