【アカペラ】ベーシストは野球のピッチャーに良く似ている。【ベース】


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「アイキャッチ雑だな!」って思われた方。
ごめんなさい。パワーポイントツールを駆使して頑張ってつくりました。

どうも!
だれか僕にイラレを買ってください。



今日はアカペラのベースのお話です。
僕はよくボイスパーカッションは野球のキャッチャーに似ているなんて話をしたりするのですが、逆にベースは非常にピッチャーに似ているなと感じるところがあったので記事を書きました。

最近ベースがやたらと低音をゴリ押すの流行ってますよね。
正直いってあれって「凄い」とは思いますが「上手い」とは思いません。ボイスパーカッションでもNaturally7Warren Thomasなんかは「凄い」って言われていますがあまり「上手い」とは言われていません。

以前サークルの上の先輩方とお話したさいにもそんな話題が出ました。
パーカッションとしての技術等をみたらVox OneのPaul Stillerが圧倒的に「上手い」って。

ベースにも同じ事が言えるとおもったので記事を書きます。


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最低音が低いベーシスト。
これは球速がはやいピッチャーに似ているなと思いました。

160km投手凄いですよね。
それでコントロールも良かったら最高です。さらに変化球も多彩だったらもう夢のような投手です。

でも
球の早さ≠上手さ
ですよね。じゃあ上手さってなんだ?って考えて行きましょう。


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持っているスキャットが多いベーシスト。
これは投げられる変化球が多い投手に非常に似ているなと思いました。

スライダーにカーブにフォークにシュート。
dmにbmにrmにdootにbonにponに…。ベースにも様々な表現技法があります。その中でもスキャットが多彩なベーシストは非常に「上手い」って言う印象をうけます。

でもこれだけだとまだ「上手い」と言うには程遠いのかなと思ったりも。


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これですよ。
ピッチャーがフォームやリリースのタイミングを微妙に変えるのと同じです。
音符のキリだったり、拍に対して音を置く位置だったり。

曲によって声質を変えたり。

こう言うところに「上手さ」って出てくると思います。

元プロ野球選手の「工藤投手」「桑田投手」のような技術ですよね。彼らの特徴として時としてピッチャーがキャッチャーをリードしているなという印象を受けます。ベースも同じです。時としてベースがボイスパーカッションをリードしてくれると非常に歌いやすいものです。逆にそれが出来ていないと、“リズムを作れないベーシスト”なんて揶揄されてしまったりします。


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とは言え、どんなに球が早くても変化球が多くても技巧派でも球が入らなきゃ意味がありません。

ベースの音程はピッチャーのコントロールのようなものです。
特にベースは一番下のパートで根音と言われる和音の基音になる音を歌っています。そんなベースがノーコンだったら最悪です。

ピッチャーがストライクを入れてくれないと試合が始まらないのと同じ。
ベースの音があたらない事には和音はなりません。楽器と違って1から自分で音を当てなければ行けないボイスベースだからこそ基礎をないがしろにせずに音を枠に入れる練習が大切だと僕は思います。

更に言うとボール一個分でストライクを出し入れ出来る精密なコントロールを持つ投手のように、ピッチ単位で精密な音のコントロールができるベースは本当に「上手い」と感じさせます。


僕はvox oneのベースTomさんTRY-TONEのベース青木さん元RockapellaのBarryさん「上手いな」と思います。

最低音はもっと出るでしょうが人並みの音程でも充分にベースソロで魅せてきます。

最近どのプロアカペラバンドの演奏を聴いていても「低音ゴリ押し」で低音自慢をするバンドが多いのが少し残念です。ベースの技術として「この音歌うか」とか「ここそうくるか!」みたいな演奏を聴ける機会が減ってしまったのが個人としては寂しいです。


そう言えばvox oneのtomは楽器のベースしか聴かないと聴きました。
彼の上手さは徹底的に楽器を研究し、自身が楽器となるところにあるのかも知れません。彼のスキャットからは楽器のベースを連想させるものが感じられるのでそこにも彼の「上手さ」を感じます。


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