【アカペラ】教える力と演奏する力は全く別物である


僕、偉そうな記事をたくさん書いたり、偉そうに審査したり、偉そうにバンドクリニックをしていますが、「僕は偉大なボイスパーカッション奏者か?」と言われると、「僕より演奏技術が優れた人は星の数ほどいる」と思います。

なんなら、僕は「大したことない奏者」です。

あ、待って!
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僕は「大したことある奏者になりたい」です。
ただ、大したことない奏者の割には、コーチングや評価は人よりもできている自負があります。

なぜならば僕は、「バンドクリニックや審査と自分の奏者としてのレベルはほぼ無関係」だと考えているからです。

仮に影響があるとしたら、奏者として箔が付いていると影響力が上がるかもしれませんね。



もしも、仮に、あなたが「上手い奏者=良い講師」だと勘違いしているとしましょう。

じゃあ・・・

プロの歌手のボイトレ講師はその歌手よりも上手いのでしょうか?

プロスポーツチームの各コーチは、選手よりも上手いのでしょうか?

どちらも「答えはNO」だと思います。中には「上手い」人もいるでしょう。でも、全員が全員そういうわけではありません。

じゃあ、なぜプロはお金を払ってまで、コーチングを受けるのでしょうか?


僕は「講師(コーチ)」には2つの技術が必須だと考えています。

  1. コーチング力(教える力)
  2. 知識/経験

教えるためには「教える中身」がないと論外なので、下は言うまでもないでしょう。

どっちかと言うと上ですね。

  • 「難しいことを如何に簡単そうに教えるか」
  • 「正解のない複雑な問題に対して如何に正解を見つけるか」

この力が必要不可欠だと考えています。

そうでないと、

  • 「アドバイスしてもらっても実践できない」
  • 「アドバイス通りやったけど結果がでない」

とか、今ある問題が新しい問題に書き換わるだけで終わってしまいます。

  • 「これはこうだよ!」→「なぜそうなるのか?どうやったら応用がきくのか?」
  • 「こうした方が良いよ!」→「なぜそうした方が良いのか?他にやりかたはないのか?」

アドバイスされた通りにやってバンドが失敗したらアドバイスした人の責任でもありますからね!

え?ガキじゃないんだから妄信せずに自分たちでも考えろって?

だったら、アドバイスする人は、バンドがアドバイスを参考にするか考えられるだけの材料を伝える必要がありますね!


僕は職業柄「コーチング」が得意なだけであって、「奏者」としての力は非常に弱っちいです。

だからこそ思うのが、「奏者としてすごい人」が「コーチング」も身につけたら、最強なんですよね!

コーチングの力って軽視されがちですが、是非、演奏と同じぐらいコーチングを磨いてみてはいかがでしょうか?


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