「楽しいときは待っていても来ない。楽しい時と言うのは自分で掴みに行くものなんです。」
昨年9月にスタジオアルタでライブをさせていただいた際に主催の加藤さんと言うアーティストの方がMCで話していた言葉です。最後の曲の前のMCだったと思います。恐らく準備に終われ寝ていなかったのでしょう。声はかすれてしまいやっとこそと言う感じでした。そんなかすれた声で必死に絞り出すように話した言葉はどこか僕の胸に深く突き刺さりました。
この言葉を思い出す度に同時に2年生の春に先輩からかけてもらった言葉を思い出します。当時僕は先輩にバンドを組んでいただき、自分の不甲斐なさと痛感しながら日々やっとこそどうにか練習について行く日々を送っていました。そんな先輩とのバンドで初めてサークルライブのステージにたつ事を許され、ほろ苦い初ステージを終え控え室に戻った時に「これからもよろしくお願いします!」と先輩にご挨拶したときにかけてもらった言葉です。
「もしも。これからもこのバンドで歌いたかったら次はお前が頑張る番だ。誰しもモチベーションの浮き沈みはあるものだし、頑張れる時と頑張れない時がある。それでも歌いたいと思うならば自分がバンドの為に何が出来るか考えて、時には自分がバンドを引っ張って行かないとね!次はお前が頑張る番だよ!」
楽しいときは待っていてもやってはきません。
何かをやりたいと思ったら思っているだけでなく自分の足で進む必要があります。人のやる気には山があり谷があります。どんなに大切なものでも、その時々の健康や金銭の事情や忙しさによっては頑張れないことってあります。大切なものを失って辛い日だってあります。
それでもその時に自分が頑張れる分より少しだけ多く頑張らなければ「楽しいとき」ってやって来ないのだなと思います。僕にとっての楽しい時は大好きなバンドで大好きな歌を歌っている時です。バイトもろくにせず、お金は全部サークルでの歌にかけてきました。きっとバイトを沢山して沢山旅行に行ってと言う学生生活もあったのかも知れませんが、僕の大学生活はこれだったんだと思っています。
何か大きな事をしようと思ったらそれ相応の何かを犠牲にしなければ出来ませんし、何か大きな事をしようと思ったらその事にプライオリティを置かなければ為しとげる事は出来ません。4月から社会人になると今度はより、そのプライオリティの話だったり何かを犠牲にするって話は難しくなっていくのだと思います。
「それでも歌い続けられたらな」と思いますが、とりあえず学生としてのライブは今日で最後です。本日12時から高円寺でライブをします。紆余曲折あり、当初思い描いていた形でのライブとはなりませんでしたが、メンバー一同大きな声で力一杯歌います。もしお時間があれば是非お越し下さい。
以下詳細です。
【タイトル】
A Cappella Singers K.O.E. Presents Live “No Border”
【出演】
・Le3k
・Kento Mukai
・Ber+
・じょーぎb
・Lilac
【日時】
3月21日
開場:12時
開演:12時30分
【場所】
高円寺CLUB LINER
地図 : http://www.club-liner.net/access.html
【チケット】
¥900
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