こんなアプリの開発を考えています。
下図の②で「スタジオを自動で予約」を謳わなかった理由について友人に問われたので、記事にします。
確かに、自動予約の機能があると、アプリを使うエンドユーザにはメリットがあるでしょう。
ただスタジオに与えるであろうコスト面でのデメリットが大きくなると考えたため、謳いませんでした。
私は音楽スタジオで働いたことがないので、あくまで想定で語っています。
①スタジオのスタッフはほとんどバイト
おそらくスタッフさんのほとんどがアルバイトなのではないでしょうか?
アルバイトのスタッフって正社員と違って、退職リスクが非常に高いです。
②業務マニュアルの更新
今までのオペレーションから業務が変更になる際は「実務担当者の教育」、教育に時間をかけたくないのであれば「業務マニュアルの作成・更新」が必要になってきます。
①を踏まえて、アルバイトの職員のために教育やマニュアル整備のお金を払うか、ってところが論点になります。
③予約名簿はおそらく紙媒体(パソコンで管理されていない)
スタジオって2018年にもなってずっと電話予約じゃないですか?
システムぐらいあっても良いのに。
なぜか?
おそらく予約表が未だに紙なんじゃないですかね?
いや、僕は知りませんけど。
もちろん全国のスタジオがその限りではないと思いますし。
ただ業界から考えると、ばりばりExcelを使いこなせるようなITリレラシーもあまり期待できませんよね。
極め付けに①の想定があっていて、従業員の多くが勤続年数が期待できないアルバイトならば、マニュアル整備して、システムの使い方を教え込むぐらいなら紙の方がコストがかからん、って話なんだと考えています。
④スタジオにコストがかかりすぎるから自動予約はナンセンス
①スタジオのスタッフの大半はアルバイトだと想定している。
②アルバイトは永続的に勤めるわけではない、そのバイトのために教育費をかけるか検討する。
③現行の予約表は紙媒体だと想定している。自動予約のために現行は紙で管理している予約表を全てPCのデータにするのは教育費でのデメリットがあまりに大きい。
なのでアプリの機能を使う、全ユーザの利害を考えるのであれば、僕はスタジオの経営層が不幸になるのは嫌なので、現段階ではスタジオの自動予約は搭載すべきでないと考えています。
上記に記載した理由から、現段階では僕は「スタジオ自動予約」は関係者の全体像をみるとデメリットが大きい諸刃の剣だと考えています。
ちなみに、実際にスタジオに勤めている方いたら僕の想定があっているか、間違っていたらどこが間違っていたか教えてもらえると、マンモスうれぴーです。
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