【アカペラ】ロングトーンを感じよう!musescoreで楽譜を作る時にピアノの音を多用しないほうが良い理由!


musescoreのピアノの音
僕はアカペラの楽譜を作る時には絶対にピアノの音では作りません。
それはピアノの音が聴き馴染みのある音で音階が分かりやすいと言う絶大なメリットを持っているにも関わらず、ピアノの音がアカペラ譜を作成するのに向かない大きすぎるデメリットを抱えているからです。

そう。

ロングトーンです。
midiの音をピアノの音にしてしまうと4つ小節をまたぐようなロングトーンなどを表現することが出来ません。いや。やろうと思えば出来ますがわざわざペダルのマークをつけてまで表現しようとは思いません。

更にピアノの音だとロングトーンが表現できないだけでなく声部間の声色の違い等も上手く表現できません。同じ楽器だからこその表現もあるのでそこも見極めにくいのです。

そこでfinaleなどを購入している友人に対抗するために僕は「ある楽器」を使う事でアレンジ中にmidiを再生しロングトーン部分の確認を出来るようにしています。今日はその楽器を一挙公開したいとおもいます。

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musescoreの「声」が・・・

すこぶる使えねえ!!!

って思ったのは僕だけではないと思います。
僕は「声」で作ってしまうと「縦」が聴き取れなさ過ぎて
お話にならないと思ってしまいました。

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初めのうちは「声」で作っていたのですが
やがてピアノの音でつくるようになり、
最近はそのピアノの音での表現に限界を感じ
もっぱら使う楽器を変えるようになりました!


金管楽器を使え!
僕は金管楽器を使って楽譜を作っています。

トランペット
トロンボーン
ユーフォニアム
チューバ

上からぐらいの順にならべると声部感での声質の違いも表現出来ますし
曲の縦もしっかりでますしロングトーンも最後までしっかりと伸ばしてくれます。

5声で作る時はトロンボーンの下にバストロンボーンを入れたりしています。
ユーフォニアムの音色が使いにくい時もバストロンボーンで代用したりしております。

賛否両論はあるかと思いますがこうすることで楽譜を見慣れた形で表現しつつも
しっかりとmidi再生の時に声色の違いや縦やロングトーンの再現が可能になります。

是非だまされたと思ってためしてみてください。

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木管は避けたい
ちなみに何故金管を選んだかと言うと僕が移調楽器になれていないからです。
木管楽器を代表するサックスの音を使ってしまうと見慣れた楽譜では記譜できません。

音域的に多用したいアルト・バリトンサックスのキーはE♭です。
これらの楽器では「ド」と呼ばれる音を出すと実際にはミ♭の音が出ます。
木管楽器で記譜すると先ほどの譜面はこうなってしまいます。

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木管の仲間達のなかではフルートのキーがCなのでこいつだけ原型を留めております。
残念ながら僕には「移調楽器」のことまで考えながら楽譜を書くスキルがないです。
なので移調楽器でも実音で表記する楽器(※)が多い金管で楽譜を書く事にしています。

※トロンボーン、ユーフォニアム、チューバなど!!!
※ホルン・・・お前はだめだ!!!


吹奏楽部を尊敬した
「移調楽器」について初めて知った時に吹奏楽部出身の人達を心の底から崇拝しました。
僕には「ド」が「ド」じゃない楽器を演奏するのはまず無理です。

ギターのcapoでも音階を脳内変換するのに時間がかかるのに
それぞれの楽器が各々自由に移調するなんてもはや大事件です…。

そう思うと「ド」が「ド」の楽譜なんて凄く簡単なのだから
楽譜がよめなくて今必死に楽譜がよめるようになるために頑張っている1年生には
是非頑張って欲しいなと思います!

その目の前の楽譜・・・楽単だぞ・・・。

※話がそれましたが僕はmusescoreでの作譜は「金管」がオススメです!
※本来ヘ音で書く物を無理矢理ト音にしているのでそこに違和感を感じる方はやめておいた方が良いかも知れません。
※金管でなくてもヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバスなどの弦楽器もオススメです!


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