【アカペラ】音楽は数学だ!全ての事象は理論付けして体系化できる!


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ロジカル人間・僕
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これは大学生活4年間を共にした親友が書いてくれた僕の説明文です。笑
彼とは良き友人でありながら良き音楽仲間でもありました。彼は3歳からピアノを始めていて彼と音楽談義をするには彼が20年間の人生で感覚的に養って来た音楽的知識を学ぶところからしなければなりませんでした。

その結果こんな感じの他者紹介に。笑
確かに僕は「全ての事象を言葉で説明する人間」です。それは僕が「音楽=数学」と捉えているからかもしれません。



持論の裏付け
参考:「音楽は数学だ」 東京女子流の楽曲に秘められた音づくりの理論

上記の記事の中でサウンドプロデューサーの与田春生さんは「(音楽って)完全に数学ですよね。音楽を感覚的なものだと思っている人は多いけど、実際は数学なんですよ。」と明言しております。これは僕の持論と100%合致するものだったの感動してしまいました。笑

同記事でアレンジャーの松井寛さんは「(アレンジは)パズルやってる感じに近い。」と言っております。これもまた僕の持論と同じものです。

では「音楽=数学」とはどういうことなのか?
僕なりの解釈で僕の持論を少し書きたいと思います。


僕の持論!音楽は数学!アレンジは証明!
僕はアレンジを数学の証明問題を解いているような感覚でやっています。後で補足はしますが、概ねアレンジと言うのは「答えがある作業」になると思うのです。そのある種の「決められた答え」を導き出すのがアレンジ作業なのかなと。

その時にコードやテクニックは数学で言う「公式」や「解法」に該当すると思っております。日頃からアカペラアレンジの教えを請われる度に「採譜しろ!」と言っているのはそのためです。どれだけ優れた嗅覚があり、答えを嗅ぎ分けられても、そこにたどり着く迄に必要な公式や解法を知らなければ意味がありません。

数学の途中式を一切書かずに答えだけ書くようなものです。
一見複雑な和音でもそこには必ず法則があり、その法則に則って導かれるがままに音を置けばアレンジは終わっているのです。その理論によって体系化されたアレンジこそが美だと僕は思っております。


音楽は表現?決められた答えとは?
前言したように音楽は数学です。
つまり数学と言う事は「答えは1つ」になります。言い換えるならば音楽には「決められた答え」があるわけです。楽譜を元に表現をするときにはそれが顕著に出ます。楽譜は問題文です。そこから導き出される「答え」を表現しなければなりません。つまり一見自己表現に見える音楽でも表現によっては不正解になりうるのです。

しかしここで補足したいのは僕が一切の自己表現を否定しているわけではないと言う事です。

僕は音楽はいくつか正解がある数学だと思っております。
以前、一番美しいと思われていた解法でも時が経つにつれより良いものが発見されるなんてことも多々あります。音楽も同じです。正解かと思われていた表現も時の流れと共に塗り替えられて行きます。数学同様に音楽にも常に新しい答えの可能性があるのです。

そして数学同様音楽も解法は1つではありません。
僕は図形問題が苦手なので図形問題は全てベクトルを利用して解いていました。それとこれとは話は別ですが、音楽も同じです。必ずしも解法は1つではありません。もちろん美しい解法、そうでない解法はありますが、答えへのアプローチは複数手段あります。

そんな音楽と言うなの数学。アカペラを嗜む事で音楽と言う数学の解法を探す面白さがわかってきたので次のチャプターでまとめてみたいと思います。


ポアンカレ予想とペレルマン
皆さんはグレゴリー・ペレルマンと言う男をご存知でしょうか?
彼は往年謎だったポアンカレ予想を説いた数学者であります。彼はなんとほとんどの数学者がトポロジーを使いポアンカレ予想を解こうとしたのに対し、微分幾何学と物理学を使いポワンカレ予想を解いたのです。

つまりですよ。
音楽を解く際に解法は必ずしも音楽のものでなくても良いのです。

僕はアカペラと言う音楽形態に触れた事により、必ずしも音楽は音楽で解答しなくても良いと知りました。アカペラは両腕両足がフリーの状態で演奏できます。つまり動けるのです。音楽で解答出来ないならばダンスで解答するのもまた1つの手段です。両腕両足をどのように使うかは演奏者次第なのです。

ペレルマンが数学の謎に物理学を持ち込んだように、音楽にダンスを持ち込むのもありなのかもしれません。

もしも音楽にダンスを持ち込み1つの正解に導く事が出来たのならばそれは立派な表現手段として体系化できますよね(通称ステージングと呼ばれるものがこれです)。


まとめ
さて。長くなりましたが簡単にまとめてみます。

①音楽=数学
②解法は沢山ある!そこが表現の幅!
③解答も沢山ある!かもしれない!進化する音楽!
④音楽を音楽以外で解答できる!

つまり全ての事象は理論付けして体系化できるのです。そしてそれが理論付けして体系化出来る以上数学同様学ぶことが出来るものなわけであります。

この記事で僕が言いたかったのは「音楽の面白さ」以上に「勉強の大切さ」です。しつこいようですが音楽は数学なのです。数学は公式を知らずして楽しむ事は出来ません。感覚で数学の問題解く人間はいませんよね?まあ中にはいるのでしょうが少数ですよね!

しっかりと音楽を楽しむためにも、体系化された理論を勉強しましょう!


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