ドレミファソラシド全部、隣接で鍵盤で抑えてみて。濁るでしょ。
ファだけ抜いてみて。綺麗でしょ。
それだけミとファの共存は難しいのですよ。
シ♭(短7度)とシ(長7度)の共存の難しさよりも。— INSPi圭介@8月ノリノリ伝説ツアー! (@INSPi_keisuke) 2016年5月25日
僕はですね!
このツイートを見た瞬間目から鱗でしたよ!
このINSPiの圭介さんのツイートの答えは簡単で
ファの音を入れてしまうと
C Majorのキーの曲の中でC
に対して使っては行けないオシャレ和音の
11thの響きになってしまうからです。
でもこれって逆だと思うのです。
C Majorの曲でCに対して11thが禁止だから
ファの音を弾くと響きが汚くなってしまうのではなく
ファの音を弾くと響きが汚くなってしまうから
11thがタブーとされていると考えるのが
正しい順序なのではないかと思います。
しかし何故11th
ひいてはドレミファソラシがタブーなのでしょうか?
C Majorのキーで和音を打ち込んでみて考えてみました。
C Majorのキーで使って良いオシャレ和音が上記の通り。
この中で止むを得ずファの音が出て来てしまう
Dのコード(レファラ)とFのコード(ファラド)は
ぶっちして考えます。
※それぞれ3度とルートなのではしょれない!
※逆にだからどんなオシャレ和音でも使って良いのかも知れません!
このとき確かに
C,E,Aに関しては見事にファの音が
入らないようになっています。
Gのコードの時は
テンションを使う上で必須になる7thの音が
ファに該当するのでせめてドだけは
絶対に入らないようになっています。
Bのコードは通常であれば
Bdim以外の登場の仕方はあまりしないので
一旦無視して考えてみます。
確かにこれはあからさまにファの存在を避けています
ここで唯一Fが入る変わりに
ドの音を避けているGの和音に注目してみました。
まずCとGの関係について考えます。
CとGは5度の関係にあります。
つまり3倍音の関係にあります。
平行5度の禁則等で縛られる音、
そして循環和音の絵を書いた時に隣に来る音です。
次にCとFの関係について考えます。
CとFは5度の関係にあります。
つまり3倍音の関係にあります。
平行5度の禁則で縛られる音、
そして循環和音の絵を書いた時に隣に来る音です。
むむむ!
「#系ならソ」で「♭系ならファ」
両者ともドとは5度の関係。
これで決まりな気がします!
しっかりと教材等読んで確認をとったわけではないので
本当に僕の仮説があっているのかは分かりませんが
ソもファもドに対して5度の音です。
つまり3倍音にあたる音です。
なのでドに非常に近しい完全5度に当たる音を
キーとなる音に対して同時に2つ鳴らしてしまうことで
倍音が喧嘩してしまい濁っているのではないかなと。
だから曲のキーとなる
一番大切な和音ではその濁る音の使用が
禁止されているのではないかなと思います。
そう考えると
ファが絶対に入らないC,E,Aがトニック(1番安心する音)
ファとドが共存しないG,Bがドミナント(トニックに進もうとする音)
ファとドが共存するD,Fはサブドミナント(トニックにもドミナントにも進める音)
の説明もつきます!
つまりファとドが共存出来るから
サブドミナントはあんなに不安定な響きになるのです。
サブドミナントに比べれば
ファが居てもドが入らないドミナントはまだ安心できる音なので
サブドミナントはドミナントにもトニックにも進めると。
そしてドミナントから進めるトニックは
完全にファが入って来ないので1番安心できる響きなのだと。
こうやって分解して考えてみたら思いの外、
CEAにFを入れていはいけない理由も
GBでCを入れてはいけない理由も
単純明快なものだった気がします。
「トニックやドミナントがわからない!」って方は
是非こちらのサイトを読んでみてください!
友人のサイトなのですがかなりよくまとまっています!
参考:http://www.cha1ra.com/music/love_tonic
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