【パーカス】西野カナの”会いたくて会いたくて”の組み立てが上手すぎる件について


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震える・・・
参考:【アレンジ】西野カナの会いたくて会いたくてのコード進行が美しくて震える!

以前こんな記事を書きました。
この曲の循環和音の美しさを語った記事だったのですが
実はこの曲ってドラムも美しいんです。

なので今日はドラムにフォーカスして記事を書きたいと思います。


バラードは難しい!
バラードのパーカスと言ったら何と言ってもゲームメイクです。
「如何に曲をうまく組み立てられるか」っていう勝負になるのがバラードのパーカスです。

参考:【アカペラ】ボイスパーカッションはバラードの方が難しい!

以前こんな記事を書きました。
そうなんですよ。
バラードのボイスパーカッションは組み立てが全てなのです。

後はそれを実際に演奏するスキルも大事なのですが。
兎に角いくら良い音が出て連打が出来てグルービーでも
組み立てがヘタクソだったらそれで終わりなんです。

そしてこの西野カナの「会いたくて会いたくて」は組み立てが・・・。

上手いッ!


Aメロ
Aメロからドラムが入って来ますよね。
Aメロではリムショットは1小節に1回。
かなり後ろな感じがします。

しかしA’になるとリムの数が増えて
後ろっぽさを感じさせつつも進行感が出て来ます。

4打にならではの進行感ですね。


Bメロ
スネアロールになりました。
スネアベースでビートを作ることで行進感が出ますよね。

字ハモで盛り上がった物を
一度落としつつも落ちすぎない上手い演出です。
そしてしっかりとサビに向かっている
前に進む進行感も出しています。

音程が高く耳につくハイハットやシンバル系の音は入れず
それでも落としすぎずスネアでしっかりとグルーヴを作る!

この組み立ては上手いです。


サビ
明らかに装飾では無いハイハットが多く入るようになりました。

裏拍での16分のハイハットや
8分でのオープンハイハットには
曲に進行感を与える効果があります。

よく言われるのが
バスは重たい音でその場にアンカーを落とすような
効果がある音なのに対して
シンバルは曲を前に進める
進行感の空を着る飛行機のような音だなんて表現です。

ただそんなこと考えなくても
シンバル系の音って目立つので
多用する事で盛り上がりが出せますよね!

JAMセッションでも盛り上がりが悪い時には
ちょっとシンバルを増やして煽るなんてのは
常套手段
なのであります。


まとめ
他にもストリングに合わせた掛け合いなど
ドラマーとしては胸が熱くなるような工夫が
随所に施されております!

まだまだ1サビまで
簡単に魅力をさっと書き上げただけなので
週末に余力があったらガッツリと書いてみたいなと思います。


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