リズムトレーニングもろくにせず
音色 や 音の種類
を磨いているパーカスに冷ややかな人は少なくありません。
僕もそのうちの一人です。
ただし僕は同じことがベースやコーラスのアレンジにも言えると思うのですが、そっちはなかなか厳しく言う人がいません。
Dmだけで良いベースラインに突如現れる謎のスキャット
一貫性のないオシャレ和音の連続
めまぐるしく変わるコーラスのスキャット
パーカスが音色や音の種類に取り憑かれた際に冷ややかな目を向ける割に、同じようなこだわりを持っている人も少なくありません。
なので今日は編曲者の視点から「コード」と「スキャット」の種類と音色について記事を書きたいと思います。
フランス人の洋服ダンスと同じですね!
僕は「まずはミニマリストになれ!」と思います。
dmだけで表現できない奴がスキャットを取っ替え引っ替えしても無駄です。
うーコーラスと和音の進行だけで曲を作れない奴がいろんなスキャットを使って編曲していたらそれは悲惨な楽譜ができるでしょう。
和音もオシャレ和音を使わずに基本の3和音があれば曲を作れます。
それができた上で
スパイスとしてオシャレ要素がある
のです。
野球の基礎ができてないやつが変化球だけ磨いても無駄ですよね!
それと同じです!
何故かパーカスだけが叩かれやすいですが、ベースも編曲も同じですぞ。
意見①と完全に矛盾しますが、スキャットも難しい和音も知っておくべきだと思います。
普段からいろんな音楽を聴いて、いろんなアイディアを自分の中に溜め込むことが大事です。
演奏もさることながら、特に編曲は構想力が命です。
完成図をイメージして、そこから逆算して作り込んでいく際に、どんな和音をどんなスキャットで歌えば良いのか構想力が物を言います。
C -> G -> Aと
C -> Gsus4 -> Cと
C -> Bdim -> C etc…
全部ニュアンスが変わりますよね(いずれもtonic -> dominant -> tonicですが)。
ここでどの和音を選択するか、その構想力こそが編曲力と言っても過言ではないと僕は思っています。
つまるところ何が言いたいのか!
たくさんの手法を知っていて使えるのはとても大事なことなので、一概に意見①を否定することはできません。
しかし!
知っている技法を全て使ったら収集がつかなくなりますよね!
なので!
数ある選択肢の中から本当に必要なものだけを抜粋して曲をつくりこむ能力が必要不可欠だと思います!
スキャットもコードもね!
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