【アカペラ】密集和音と解離和音と内声隊と外声隊


和音はシンクロナイズドスイミング?
これは以前僕の友人がサークル内部向けに音楽基礎講座をやっていたときの言葉なのですが「アカペラアレンジにおける和音はシンクロナイズドスイミング」とも言えます。

和音は閉じたり開いたりしながら美を演出するものであり、その開閉を上手く扱う事で同じ和音でも見違えるように聴こえたりするものです!そこで今日の記事では2つの種類の和音を紹介したいと思います!



密集和音
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皆大好き密集和音です!
大体コードを勉強する時によく目にするのは密集和音かと思います。上3声(コーラス隊)が①オクターブ以内におさまっているものを指します(※内声隊が1オクターブではないので注意です!)。

補足ですがよく勘違いされがちなのですが「内声隊=コーラス」ではありません!「内声隊」とはトップとベースに挟まれた内声を歌う人達の事を指します。そこのトップコーラスのあなた!内声なんて自称したりしないように気をつけましょう!

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ベースとトップは外声隊。
間に挟まれた人達が内声隊です。

「TRY-TONEの内声複雑!」

なんて巷で良く耳にする台詞は曲によってはおかしな台詞なのです…。
単語の意味はしっかりと勉強しましょう!


解離和音
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これは文字通り開いた和音をさす単語です。
ベースとテナー(3rdないしは4th)は12度以上離れては行けません!これ話しすぎて和音バランスがおかしくなっている楽譜をよく目にするので要注意です!!!

そして上3声は合計で9度以上離れているものを解離和音と呼びます!8度以下は密集和音です。ここで9度離すときの注意点ですが、距離は合計で9度以上です!1声1声の間は1オクターブ以内に保ちましょう。


まとめ
以前こんな記事を書きました。

参考:【2声部間の進行】アカペラアレンジのコーラスの作り方。

1年程前の記事になりますが、今回の記事と合わせて読んでいただけるとよりコーラスの作り込みが楽しくなるんじゃないかなと思います!

和音を美しく響かせるためにもルールや規則は大切です!
是非楽譜を作る際には合わせてお勉強しましょう!!!


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