これはWarren Thomas選手のソロなのですが
彼がマイクスタンドからマイクを外し昂ってくる50秒ぐらいから動画をごらんください。
この時に着目して欲しいのは彼の右足です。
特に後半部分ではしっかりとバスドラムの位置で右足を踏んでおります。
今日は「バスを裏打ちする曲で足を4つ打ちで踏んでしまう事の重大さ」について
記事を書いて行きたいと思います。
これは自戒もこめた記事なのですが
多くのボイスパーカショニストがバスの裏打ちが打てて無いように感じます。
と、言うのも、
上辺だけリズムを撫でるように演奏して
実際に身体でそのリズムを感じる事が出来ていない奏者が
多いように感じるのです。
例えばこの楽譜。
ドラムで演奏するためには
手と足を独立して動かさなければまずこの譜面の
演奏をすることは不可能です。
しかしながら声を用いて演奏する
ボイスパーカッションでは足を正拍で踏んでいても
打を動かせれば見てくれは同じリスムで演奏することが出来ます。
どうしてこんな記事を書こうと思ったかと言うと
先日後輩に「ドラムとパーカスの違い」について聴かれたからです。
ドラムとパーカス比べて叩きやすさの違いを感じた場面って
どんなところがありますか?
僕はこれは俄然バスの演奏だと思います。
ドラムではまず全身でリズムを感じて
それを全身でアウトぷっとしなければ演奏できません。
ただし難しいですがその分“出来ない”ことが明確にわかります。
そのリズムを感じられないと演奏すら出来ないのですから。
しかしながらアカペラではバスを裏打ち出来なくても
バスの裏打ちが出来てしまいます。
その結果自分がバスの裏打ちのリズムを感じる事が出来ていない事に
気がつく事が出来ないのです。
これはリード・コーラス陣も他人事ではありません。
Vox One, TRY-TONEなどを歌っている人でも
中には
のリズムでクラップしながらX-JAPANの紅を口ずさめなかったりします(※)。
ことリズムに関する「苦手」や「出来ない」があまり表立って現れないので
早期発見&対策が遅れてしまうのではないかなと思うのです。
※某有名音楽教室でドラムを習うとこのトレーニングをさせられます。
別に裏拍がとれないから死ぬわけではないですし
裏拍がとれなくても良い演奏が出来ると僕は思います。
現に一流のアマチュアでも
リズムに関係なく正拍でスタンピングしながら歌っていたりします。
※プロでは流石にみたことないですが・・・。
ただ一歩上を行く演奏をするためにも
リズムの肝とも言える裏打ち・裏拍の強化は
「苦手」と感じた時にしっかり向き合うと
良いのではないでしょうか???
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