かつて僕がまだプレゼンのプの字もわかっていなかったときのワークショップのスライドとサンプル音源です。
このスライドはひどいですね!笑
ワークショップ当日の映像は残念ながらないのですが、この僕のスライドを反面教師にしてワークショップの際に気をつけるべき
「伝え方」
について書いていこうと思います。
まずは「スライドを使う意味」を考えるところからはじめましょう。
僕はワークショップでスティーブ・ジョブズみたいなスライドを使う人は筋の悪い人だと思います。
多くの場合ワークショップのスライドって、終了後に当日の資料として共有されるものですよね!つまり参考資料として残り続けるわけです!
お仕事モードでキツい言葉で言うなれば、発表を聞かなきゃスライドの意味がわからないスライドって参考資料としてはゴミなんですよ!
発表の補助ツールとして、視覚的なインパクトを出したいだけのスライドなら
「でかい表題ばーん!」
でも良いと思いますが。
僕のスライドがゴミだったことはわかりました。
つまり僕が説明しなくても、スライドを見た人が僕の主義・主張がわかるように作ればよかったのです。
このとき大事なのが情報量です。
「コーラスとリードの音被りは避けるべき」
という主義・主張のスライドがあったとしましょう。このときのスライドの主義・主張を「コーラスとリードの音被りを避けるべきと伝えること」だけにしてしまう人は筋が悪い人です。
「音が被るとどんなリスクがあるの?」
「被せて良いときはあるの?」
「それはなんで?」
最低でもこれぐらいの情報は欲しいですよね!自分が当たり前にわかっている前提知識を相手に求めてはいけません。
「良い!ダメ!」
だけでは、「あいつがダメって言ってたからこれはダメなんだ!」っていう上辺だけの情報を残すだけで終わってしまいます。
全体の情報を記載した上で、大事な場所を強調するのが良いと思います。
必ずしもスライドに書かれていることを全て説明しなければいけないという決まりはないです!
書いた上で大事なところだけ説明するのも1つの大事なスキルですぞ!
かつての僕!!!笑
スライドは全部で53枚!ワークショップは30分間でした!
さて。
この53枚、実は同じような文字サイズの同じようなスライドが淡々と続きます。
つまり喋りに工夫がなければ、30分間同じ曲調の曲を同じテンションで歌われ続けるような苦痛が伴います。
まあ仮に、緩急のなさは喋りでカバーできたとしましょう!
このスライドにはもう1つ致命的な欠点があります。
そうですね!
全体の何%が終わったのか全くわからない!
せめて最初に目次ぐらいいれろよ・・・の一言に尽きますね。
例えばこんなスライドがあったとしましょう!
「ドミソはハモる!」
これだけ見た人は「どみそはハモる!」と覚えて帰ってくれるでしょう。
でも下記の内容はひょっとしたら理解していないかもしれません。
- ミとソ は ド に対して3度5度の音だからハモる
- ミとソ は ド の倍音だからハモる
- ミとソ は ド の3倍音と5倍音だからハモる
これがワークショップとは無関係の情報で不要であれば含む必要はないですし、必要な情報で知っておいて欲しいのであれば伝えるべきです。
そして、もしかすると人によっては
「ソシレもドミソと同じようにハモる!」
と理解していない人もいるかもしれません。
「知って帰って欲しいこと」と「その伝え方」を工夫するのって想像以上に難しいです。
是非、新入生が入ってくる前に、歌と合わせて「伝え方」を磨いて見てはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございます。もしこの記事を気に入って頂けたようであればシェアをお願い致します。非常に励みになります。