こんなブログを書いているので最近ではよくアカペラをやっていく上での自己啓発的な質問が多く寄せられるのですが
その中でも圧倒的にクリティカルな問題を今日は1つ紹介したいと思います。
活動中のバンド無くなっちゃった問題。
こいつはマジで厄介な問題です。
アカペラはチームスポーツなので一緒に歌う仲間が居なければ何も始まらないからです。
だからこそこの問題はクリティカルなのですが
こういう時こそ物事をプラスに捉えて前を向くべきだと僕は思うのです。
今日は少し僕の実体験を交えて全てのバンドが止まってしまった時だからこそ出来ることを紹介したいと思います。
僕は大学3年生の時が人生で一番アカペラをしていた時でした。
最大で週に10バンド以上のバンドで歌っていたため週あたりのアカペラバンド練習にかけている時間はおよそ1000分にものぼっていました。
時間にしたら17時間ほどです。
そして大学3年生の夏、
全てのバンドがサークルライブのオーディションに落選し、
見事に10バンドほぼ全ての活動が停止いたしました。
そのとき僕にはいきなり週あたりおよそ10時間程の空き時間が出来たわけです。
人生25年近く生きて来ていきなり予想していなかった自由時間が週に10時間も出来ることってマジで稀です。
僕はこれをどうにかして生かしてこの時間でもっとアカペラ上手くなりたいと思いました。
とりあえずせっかく週に17時間も個人練の時間が出来たので
今まで自分が積み重ねて来たものを全否定してみることにしました。
声量押しのリズムを重視したアレンジをやめ
オシャレ和音と音の動きで魅せるアレンジを研究したり
有声パーカッションの練習に加え
無声パーカッションを極めようと無声の練習をしたり
多重録音なんかにも手を出してみることにしました。
アレンジ手法の見直しも
ボイスパーカッションの音の出し方の見直しも
バンドがゴリゴリ動いている時期にやってしまうと
アレンジも演奏も安定しなくなるためバンドに多大な迷惑をかけてしまいますが
バンドが動いていないときならば何をやっても誰にも迷惑かかりません。
寧ろ活動再開時に上手くなって帰って来たら感謝されるだけです。
更には多重録音のように時間と体力を要する遊びも
バンド練に注いでいた時間をフルにそっちに使えば
全然おつりが返って来ます。
バンドが全て止まってしまっていたずらに時間が出来た時って
普段出来ない練習をするチャンスなのです!
10時間だからこそ出来ることもあったかと思いますが
週に1時間でも空き時間が生まれるだけで出来ることって実は星の数程あるかと思いますよ!
もしも休止したバンドの事実上の解散が決まってるならば
修行した結果としてバンドを新しく組んでみるのも良いでしょう。
時間があれば
メンバー1人1人と向き合えますし楽譜だった作り込むことが出来ます。
何せバンド運営には歌う以上の体力と気遣いが必要です。
それは心に時間と余裕のある時でないとなかなか難しいです。
是非バンドが動かなくなってしまい
いたずらに時間が余った時も悲観したりせずに
今だからこそ出来ることに目を向けてみてはいかがでしょうか?
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