音取りは時間が許す限り全員で一緒にやるべき。
でも実際はそんな時間ないから個人でやっている。
どうも!
結論から書いてしまいましたが皆さんはどう思いますか?
バンドの音取りはいつどうやってやるべきか?
僕はアカペラをはじめて3年ぐらいは「毎回のバンド練の前に個人でやっていくべき」と考えていました。
ただ個人で行う音取りにも当然メリット・デメリットがあります。
メリットは勝手に一人歩きして世に広まっているので、今日はデメリットの方にスポットを当てて記事を書きます。
個人 | みんな |
---|---|
横の流れで音を取る | 縦の繋がりで音を取る |
個人の感覚で音を取る | バンドの「ド」で音を取る |
midiの自分のパートと照らし合せて確認 | 他のメンバーとの音の鳴りで確認 |
ざっと何個か書き出してみましたが、これだけで集団音取りの方が強そうに見えませんか?
特に難しい和音を歌う時(それこそVox One等)を歌う時には凄く有効で、楽譜の冒頭から2人or3人1組のペアを適宜変更して完全5度を1個ずつはめていくと難しい和音でも完全5度同士の組み合わせで綺麗に響くようになります。
逆にみんなが個人で覚えてきた音を歌っても「そこそこハモる」程度に収まってしまうのです。
個人で音を取ると音程にも個人の変な癖が出るので、時間が許せばキーボードでも良いので何かで鳴らすべき和音を鳴らしてその和音がなるまで1個ずつ和音をはめていくタイプの音取りをすると驚くほどハモりの質があがります。
ただしこの練習はアホみたいに辛いです。
前にバンドで採用してみたところ8小説で2時間かかりました。
まじか!
って感じですがまずは2人で完全5度を完璧に鳴らして、そのあとに1人加えて3人で3和音を鳴らして、と1個ずつハメていくとやっぱり恐ろしく時間がかかるのです。
ただ8小説に2時間かけられるのであれば、今すぐmidiはゴミ箱に捨ててバンドで集まって音取りをすることを強くオススメします。
この話をすると何故か「じゃあ個人練習は不要!」と勘違いする人がいるのですが、それは大きな間違いです。
個人での音取りは不要ですが、譜読みはしてきてほしいなと思います。
音を取る必要はないですが1曲を通して自分や他人のパートがどのように動くのかしっかりと頭に入れてこいよ、と言うことです。
楽譜を読んで、必要だと思うところに必要だと思うメモや印をつけて、しっかりと全体構造を頭に叩き込みましょう。
その上でみんなで集まった時にその骨組みに音をつけていけば良いんじゃ無いかと思います。
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